Word Pressはデフォルトのままでは、どんなテンプレートを使っても大体の場合、普通のWEBサイトに比べてSEOで設定できる範囲に限りがあります。
その設定を詳細まで一括で管理できる無料プラグインがYerastSEOです。
このプラグんには一括管理だけではなくさまざまなSEOに関連する機能が搭載されていて記事・カテゴリ毎のメタ設定、ソーシャルメディア連動のメタ生成、XMLサイトマップの生成などSEOに関連する設定を効率化する為にも非常に便利です。
このプラグインを導入し各種設定をするだけで、
元々1日1200アクセスを放置で推移していたブログが・・
設定2か月後には1590アクセスを達成したのです。
もちろん、このプラグインを導入したからアクセスが集まったんだ!というのは言い過ぎかもしれませんが、導入をしメタ情報を設定しているのとしていないのとではGoogleに情報を正確に届けるか届けないかの違いがうまれるので上位表示のされやすさは当然ですがあがります。
検索エンジン側に正しく情報を伝えたいのであれば導入すべきプラグインです。
ちなみに同じようなSEO対策に関連したプラグインではAll in one SEO Packが有名で使っている人が多いですがYerastSEOは、更にその機能を拡張し設定をしやすくしたものなのでどちらかといえばYeastSEOのほうをオススメします。
そこで、ここでは実際に先ほどのブログでやったYerastSEOの初期設定とプラグイン設定後のSEOの設定した項目をすべて図解でわかりやすく解説をしていこうと思います。
※プラグインのインストール方法に関しては、WordPressプラグインの取扱説明書~インストール・有効化・停止・削除~をご覧になってください。図解で詳しく解説しています。
1.設定前に確認する5つの項目
それでは、インストールが完了したらYerastSEOの設定をしていくのですが、設定の前に以下の項目をチェックしてから設定を進めていきましょう。
1-1.SEOの基礎知識はあるか?
まず、このYerastSEOのプラグインはAll in one SEO Packよりも高機能と言われている分、設定項目が多くなっています。設定自体はこのプラグインのほうが簡単にできるのですが、ある程度の知識がないと理解できません。
なので、基礎知識がない場合はとりあえずは図の通りの設定をしていけばいいです。
1-2.インデックスを拒否してないか?
WordPress側の表示設定で「 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」の項目にチェックをいれているとYerastSEOでSEOの設定をしても、反映されなくなるので設定前に、チェックをいれておいてください。
チェックを入れていない場合は、YerastSEOのプラグインで深刻なSEOの問題として教えてくれます。
1-3.Google Search Consoleは設定したか?
YerastSEOのプラグインでは、グーグルのサーチコンソールと接続できるのですが、未設定だとメッセージが出てくるので設定をしていないのならば準備をしておいてください。(後で設定をしていきます。)
既にアカウントを持っているのならば簡単に接続できるのでそのまま進みましょう。
1-4.SNSのアカウントは持っているか?
このプラグインを導入すると、SNS(FacebookやTwitter・Google+)と連動して投稿をすることができるようになるのですがソーシャルメディアを活用をする気があるのならば、これを期にアカウントを開設しておいてください。
とりあえずはコンテンツSEOで上位表示をすると決めているのならばアカウントを開設する必要はありませんが何もしないよりもあったほうがいいです。
1-5.他のSEOツールを使っていたか?
もし、あなたがAll in one SEO PackなどのSEOツールを使って乗り換えてこのプラグインを使う予定ならばインポート・エクスポート機能を使えばわざわざ設定をしなくてもよくなります。
SEOツールを完全削除してしまうと、ツールで設定したMETA情報なども削除されてしまうので、必ずエクスポートしておくことをオススメします。
・・・まずこの5つの項目をチェックしておいてください。
それでは、図解で具体的にYerastSEOの設定を図解でステップバイステップで解説をしていきたいと思います。
2. Yoast SEOの設定方法
それでは、実際にYoast SEOの設定をしていきたいと思います。設定をする際には下図のように管理メニュー欄にあるSEOをクリックするとできます。
SEOをクリックすると・・・
・ダッシュボード
・タイトル&メタ
・ソーシャル
・XMLサイトマップ
・高度な設定
・Seach Console
・ツール
それぞれの設定ができる項目が表示されそれぞれ設定をしていくことができます。ここでは上から順番に図解でわかりやすく設定をしていきたいと思います。
2-1.ダッシュボード
ダッシュボードでは、Yoast SEOがサイトや設定の上での問題点や通知などが表示されますので問題点がないのかを軽くチェックをしておきましょう。
設定後にもう一度チェックをしても問題点がある場合はその項目を修正してください。
では、各種項目を設定をしていきましょう。
2-2.全般
全般設定では、Yoast SEOの最低限の全般の設定を行う事ができます。ステップバイステップで簡単にできるのでまずはこれをやっていきましょう。
まず、赤枠の「設定ウィザードを開いてください」をクリックしてください。
クリックを
2-3.機能
機能欄では、Yoast SEOの基本的な機能の何を使い何を使わないか?(有効化・無効化)を選択することができます。
特に問題なければすべて「有効」を選択すればいいです。
僕の場合は、実際に使ってみてコーナーストーンコンテンツとテキストリンクカウンターは必要ないかなと感じたので後で無効化しましたが実際に使ってみて必要か不必要かを決めたほうがいいです。
それぞれの項目について解説をしておきますので、しっかり内容を理解して選択をしたい場合はご覧になっておいてください。
3.タイトル&メタ
タイトルとメタ設定では、主に各種タイトルとメタ情報に関する設定をしていきます。検索エンジンで表示されるタイトルと説明文などをどう表記するのか?個別で設定するのかなどの設定をすることができます。
3-1.全般
まず、全般ではタイトルをどうやって表記をするのかの設定をしていきます。基本的には下のように設定をしておけばいいと思います。
<画像を変える>
これは一体何の設定をしているのかというと、まずタイトルを強制的に書き換えるという項目はYeast SEOのツール自体がタイトルを勝手に書き換えますよと言っているので、強制的に書き換えられたら困ると思うので無効でいいかと思います。
タイトル区切りの文字は、例えば記事の投稿をどう区切るのか?を指定できるものです。
例えば
SEO効果を最大化するワードプレス投稿方法
というタイトルで記事を書いたとします。
そしたら検索エンジンで表示では
SEO効果を最大化するワードプレス投稿方法|ブログタイトル名
というように表示をされるのですが(テンプレートなどによって変わる)、この赤の部分にどの記号を使うのかを決めることができるのです。
基本的には「|」でいいと思います。
僕は、記事タイトルの文字数をあえて長く書いて区切る時に「|」を使っているので「-」にしましたが大体の場合は28文字内でタイトルを作っている方が多いと思うので「|」を選択すれば間違いないかと思います。
3-2.ホームページ
こちらではトップページのタイトルと説明文を設定することができます。
3-3.投稿タイプ
投稿タイプでは、WEB上に公開する投稿や固定ページなどをインデックス(検索結果に表示)するかしないか?どうやって表示をするのか?など設定などができます。
ちなみに下の例はワードプレスのテンプレートに投稿と固定ページ・メディアだけでなく、「CTA」や「LP・追尾型バナー」などがあるので項目が増えていますので人それぞれ表示される項目が変わります。
設定は、ほとんどのテンプレートの場合は、
・Meta Robots・・・・・・・・・index
・スニペットプレビューの日付・・表示
・Yoast SEOメタボックス・・・・表示
で設定をしておけば特に問題はないです。
ディスクリプションのテンプレート欄は、自動で設定をするのならば
「%%excerpt%%」
を挿入しましょう。
本文の前半や抜粋を表示してくれます。
上の例の場合は、CTAは記事下に表示され、追尾型バナーはWEBサイトの下に追尾してくるバナーなのでインデックスされる必要が全くないので真逆の設定にしています。
メディアは画像検索でも検索結果に表示されることを望んでいるのでindex表示を設定しました。この設定をしておかないとSEOの設定もできないので必ずやっておきましょう。
3-4.タクソノミー
タクソノミーというのは、分類法などの意味をもつ言葉でWordPressでいうと、カテゴリやタグなどによって分類したページのことを言います。
タグで分類したページのSEOの設定
カテゴリーで分類したページのSEOの設定
をどこまでするのか?を設定できるということです。以下のように設定しておけばいいと思います。
しっかりとサイト設計をしてWordPressを構築していくのならばこの設定でいいです。
サイト設計をすると、カテゴリページをカスタマイズしSEOの設定をしたほうがいいので、この設定にしています。カテゴリに力を入れず記事だけに力をいれるごちゃ混ぜブログなどの場合は、「noindex・非表示」を設定しましょう。
この設定を表示に設定をしておくとカテゴリページでビジュアルエディターが使えます。
カテゴリで設定できる説明文を表示したいのならば、
%%category_description%%
と入力をしましょう。
タグまでSEOの設定をするとGoogleBOTが循環するページが多くなり負荷が高くなるので除外しました。フォーマットは引用やギャラリーやイメージなどにも使えるので有効化・indexに設定しております。
タグをBOTに巡回させ説明文を挿入したいのならば
%%tag_description%%
を入力をするといいでしょう。
3-5.アーカイブ
もうここまでこれば大体の意味がわかってくるはずです。
アーカイブの設定は、作成者が1人の場合は上のとおり「無効」でいいです。複数人で投稿をしている場合は有効・noindexでいいと思います。(重複コンテンツ対策)
日付別アーカイブも重複コンテンツになりかねないので無効でいいです。
3-6.その他
その他の設定は以下のように設定をすることをオススメします。
アーカイブページは先ほどの作成者や日付別と同じように重複コンテンツ対策でnoindexに設定しておくといいでしょう。
メタキーワードタグを使用する。
は現在のSEO対策では、メタキーワードの設定をしなくてもGoogle側がコンテンツの内容を理解できるようになってきているので必要がないとも言われていますが、記事を執筆する上でキーワードは「ユーザーの質問」なのでユーザーニーズを意識できるように僕は設定をすることを推奨しています。
・・・この設定をすることでSEOに必要な設定を各種ページでやるか・やらないか?インデックスするかしないかを設定することができるので非常に便利です。
4.ソーシャルメディア設定
さて、続いてソーシャルメディアの設定をしていきます。もし、あなたがソーシャルメディアを活用していないorまだ使う予定がないのならばこの設定はする必要がありませんが、使っているのならばこの設定はしておきましょう。
こういった連動をするのが初めての方は検索エンジンで
・Facebook Developersアプリ登録
・Twitterカード登録
で検索すると関連する記事が見つかるのでそれを参照してください。
4-1.アカウント
ここでは、ソーシャルメディアのアカウントの設定をしていきましょう。
代表的なSNSである“Facebook・Twitter・Google+”の設定はしておいたほうがいいかもしれません。アカウントのURLを登録しておくとの後に設定をした情報をもとにソーシャルメディア用のメタタグが自動的に生成することができます。
4-2.Facebook
まずはFacebookのOGP(Open Graph Protocol)のメタタグを生成していきます。
SNSで意図した通りに正しく表示をさせたいのならば、このOPGの設定をしてメタタグを生成してタイトル・概要・アイキャッチなどを適切に配置するためには必要なのでSNSを利用しているのならばこの設定は必須です。
この機能を活用するためには、あなたのウェブサイトをアプリとして登録をしないといけません。Facebookの管理者IDにログインしてAPPIDを指定していき以下にOPG情報を登録していきましょう。
下記からFacebook Developers(開発者向け)のページにログインしてアプリIDの作成でOPG情報を取得していきましょう。
・Facebook Developers(開発者向け)
・アプリIDの作成
4-3.Twitter
Twitterの場合はTwitterカードを利用することによってメタタグを生成していきます。このカードを利用するには事前に申請を行って承認をされないといけません。
このカードは数種類指定をすることができますが、カードの種類は基本的には「Summary」で大きい画像がいい場合は「大きな画像付きSummary」を指定していきましょう。
カードの申請は以下のページからできますので連動したい場合は指定していってください。
・Twitterカード(開発者向け)
4-4.Google+
FacebookやTwitterに比べたらSNSとしては有名ではないですが、Googleと密接に関係を持っているGoogl+が全く関連性ゼロとは考えにくいですし、アナリティクスやサーチコンソールでアカウントを作っているのならばGoogle+も同時に作って設定をしておいてもいいと思います。
設定自体もTwitterやFacebookと比べても設定しやすいです。
5.XMLサイトマップ
XMLサイトマップは、Goolgeに認識されるためにも必要な設定ですが、YeastSEOはただ設定ができるだけではなく、投稿タイプや宅そのミー毎に細かく設定をすることができるのがいいですね。
サイトマップ送信をしたくないものがある場合はここを設定していきましょう。
例えば、タグはサイトマップで送信しない。
メディアをサイトマップで送信しない。
というように設定をすることができます。これによって適切な情報だけをサイトマップ送信をすることができるようになります。
ここでは一応ですが基本的なサイトマップ送信を各項目毎に図にしておくので参考にしてくださいませ。
5-1.全般
5-2.投稿タイプ
5-3.除外する投稿
5-4.タクソノミー
6.Seach Console
GoogleのSearch Consoleは、サイトのパフォーマンスなどを監視し管理をすることができる無料ツールでSEOをする上ではこのツールは欠かせません。
最大限活用すれば、伸び悩むサイトで上位表示したりアクセスを激増するキーワードを発見したりすることができるので登録をしていない人は登録をしましょう。
ここでは、そのSEO必須のSearch ConsoleとYeastSEOを連動していきましょう。
既に登録が完了していれば楽に設定をすることができます。
7.高度な設定
高度な設定では、GoogleBOTが巡回しやすくするための必須の設定をYeastSEO側で設定することができます。テンプレートによっては既に挿入されているものが多いですが、テンプレートによっては導入されていないものもあるので、その場合は使用していくといいでしょう。
7-1.パンくずリスト
パンくずリストというのは、サイトの階層を表したもので、このパンくずリストがあると投稿した記事がサイト全体のどの位置付けなのかを伝えることができます。
この設定をしていないとGoogleのロボットは巡回しにくくなってしまうので推奨されているのですが、テンプレートによっては設置されていないものもあります。
その場合は、このYeastSEOで導入していきましょう。
下記のステップでやれば導入することができます。
7-2.パーマリンク
パーマリンクは、投稿や固定ページを作成されるときに吐き出されるURLの後半の部分をpどのように表記をするのかを設定するのですが、デフォルトのままだとカテゴリは
http://aaa.com/category/●●●/
のように「category」が勝手に挿入されてしまう場合があります。
そのため、ここでカテゴリを消すようにしておきましょう。
あと、もう一つの設定ではパーマリンクを設定した場合に生成されるもとのページでもアクセスができてしまう事があり(特に画像など)重複コンテンツの原因になりかねないので「リダイレクト」を設定しておきましょう。
7-3.RSS
RSSというのは、ユーザーが効率よく情報を収集することができるフォーマットでお気に入りのブログなどの更新情報がわかるようになる仕組です。有名どころで言えば「Feedy」とかですね。
ここでは、そのRSSの設定をすることができます。
最近ではFeedyの登場によって必要がないと判断してここでは設定をしなくてもいいと判断しています。
8.Yearst SEOの設定方法
さて、ここまでで全ての設定が完了しましたので、ここからは実際に投稿をする際などに設定したYeastSEOをどう使っていけばいいのかについて解説していきます。
このプラグインを導入すると
・投稿
・固定ページ
・カテゴリ
・メディア
・その他(LP・CTA)
などの際に以下のような設定をすることができるようになります。
8-1.SEO関連の基本設定
8-2.SNSのソーシャルタグ関連の設定
8-3.その他の設定
これらをそれぞれのページで設定することができるようになります。もし、実際に設定をする中で「まだカテゴリは個別で設定する段階でないな」など思ったら先ほどの設定を見直してもらえればいいかと思います。
さいごに
さて、いかがでしたでしょうかYeastSEOはその何恥ないSEOで必須の設定を全て一括できる非常に優れたツールです。もちろん、このツールのすごいところはこれだけではありません。
一括でメタ情報を編集したりすることもできたり、SEOのチェック(100%信じすぎない)もできたりするので是非とも有効活用してください。
初心者には高機能すぎて。
みたいに思うかもしれませんが、SEOを学ぶ上でも非常に優秀なスキルなので是非とも有効かして使いこなしていきましょう。