検索エンジンで上位表示をし集客メディアを作る時には、価値あるコンテンツは必須であり、そのコンテンツの元になるのがキーワードになります。キーワードにはユーザーのニーズそのものです。
マーケティングの世界ではターゲティングが大事!と言われています。どんな素晴らしい商品があろうと「この商品いいよ!」だけじゃ売れないですよね。
少なからず「この商品なら自分の悩みを解決し願望が達成できそうだ」みたいなものが伝わらなければ売れるわけがありません。
つまり「誰に何を提供をするのか?」を明確にするターゲティングと一緒で、SEO対策もキーワード選定をすることはユーザーニーズをくみ取るために非常に重要なのです。そもそも求められていないコンテンツを発信をしても仕方ないですよね。
と、今更キーワードが重要なのは知っているはずです。
そして・・・SEO対策編でもサイトの設計が重要だという事を言ったように、最初にこのキーワード選定をどれだけしっかりやるかどうかが後の結果に大きく影響をしてきます。
建築とかでも一緒ですよね。
最初の設計をしっかりしてなければ、何度もやり直しをしなければいけなくなります。しかし、ちゃんと設計をしてればより確実に結果も出やすく不安もなく行動ができるようになります。
つまり・・・最初の設計をどれだけ構築しておくのか?
は後の結果に大きく影響を及ぼすし、結果的に確実にGoogleに高く評価されるサイトを作り上げる事ができるのです。
僕は初めてブログをやった時にはキーワード選定はそれなりにやっていました。でも「それなり」なのでやはり手を抜いていてしまって無駄な記事を沢山書いていました。今となってはいい経験ではありますが、今思えばしっかりやっておけば300記事も書かずとも100記事もあれば5000アクセスくらいは最短距離でいけてたなと思います。
だから・・・このキーワード選定には数か月単位をかけても無駄にならない。と今になって強く思っています。今の僕は少なからずキーワード選定にはかなりの時間を使うようにしています。それが・・・・結局後の記事を書く作業を短縮してくれるのです。
とは言え・・・Word Pressでコンテンツを書くにしても初めての人はイキナリ完璧にやろうとするとできないのもあります。僕自身も最初はキーワード選定をしっかりしようとするほど完璧にするほど「いつまでやればいいんだろ」的に思ってしまってかなり疲れました。
なので、出来る限りやっておけばいいです。
しかし、続けるという意味でもキーワード選定は必ずやっておきましょう。そもそも価値あるコンテンツを作るためには、キーワードがなければ何も始まりませんし設計をしておかないと戦略的に結果を出すことができません。
そこで、この記事ではキーワードから顧客のニーズを読み解くためのお勉強、そして、キーワードをプランニングをしていかにサイトの全体像を設計をすればいいのか?に関して具体的に解説をしていこうと思います。
1.キーワードから学ぶ3種のユーザーニーズ
そもそも、コンテンツを作る際にキーワードは絶対に必要ですよね。
ユーザーが求めているニーズを満たすものを提供するのがビジネスの基本だし、SEOの上ではユーザーが求めるニーズを満たす情報を提供するからアクセスが集まるわけです。
だからキーワードが求めるニーズを理解していないと価値あるコンテンツも書けないし、サイトも構築することはできませんよね。
「何を求めているのか?」を知らなければ「どんなコンテンツを提供すればいいのか?」はわからないのです。そして、キーワードによって理想の構成の仕方があるのです。では、具体的にどのようなキーワードがどのようなニーズがありどのようなコンテンツを提供していけばいいのか?
を知らなければ、キーワードをいかにテーマからカテゴリや記事コンテンツに活かしていけばいいのか?設計をしていけばいいのかはわからないし、構成をしていけばいいのかもわかりません。
構成ができなければ実行プランもできないので、キーワードに対する理解を深めた上で構成を作ればユーザーにとって価値あるサイトを自然と作ることができるようになり、全体的に上位表示が可能になり結果、長期的に集客ができ販売もできる媒体を作ることができるのです。
しかし、そんなターゲティングやリサーチは普通のビジネスでは膨大な投資が必要になりますがWEBの業界ではタダなのです・・・最もベターに使うGoogleのキーワードプランナーを活用すればキーワードは簡単に調べる事ができるのです。
このキーワードプランナーから得られるデータは、主に3つあります。
①.より具体的なキーワードや類似のキーワード(ロングテールキーワード)
例えば「デート」ならば「デート 告白」「デート 初」というようなより具体的なキーワードや、「馬券」なら「JRA」というような類似キーワードが出てくるのでキーワードの幅が広がります。
②.キーワードのトレンド
グラフのところにマウスポイントを合わせるとキーワードの過去のトレンドがわかります。時期ごとにアクセスが上下していたり、最近あがってきたりなどがグラフで一目でわかります。
③.そのキーワードの情報がどれくらい求められてるか?
これは見てわかるようにキーワードの月間検索回数です。つまりユーザーのニーズがどれほどあるのか?という事。ただし注意してほしいのは検索回数と同時に検索されてるキーワードの願望(悩み)の強さも重要です。
これらの情報は、集客媒体を構築する上でも成果を成否する上でも非常に重要です。トレンドはいいですが特に月間検索回数とロングテールキーワードを探すためには有効です。ちなみに、ロングテールキーワードであるほど絶大な効果があります。
僕の中では検索回数300以下をロングテールキーワードとしていますが、基本的により具体的なニーズがあらわされるキーワードであるほどユーザーニーズが明確になるほどロングテールキーワードとして使われています。
より明確なニーズになっているわけですから、当然ユーザーの反応はより高くなります。例えば「SEO対策」だけよりも「SEO対策 Word press」のほうが「誰?」が明確になりますよね。更に「SEO対策 word press テンプレート」ならば、より何を求めているのかがわかります。
月間検索回数は当然少なくなりがちですが、明らかに違いがあり、ユーザーの求めている情報もロングテールキーワードほど具体的なコンテンツになりコンバージョン率(購入率)や反応率は高くなる傾向があるのです。
これらをあきらかにするキーワードプランナーは必ず活用してあなたのテーマに沿ったキーワードを入力して調査をしまくりサイトの構成をつくっていきましょう。(※他にもキーワードを選定するツールは結構ありますがそれは後で紹介します。)
とはいえ、どのような視点でキーワードを探していけばいいのか?そして、キーワードごとにどのようなニーズがありどのようなコンテンツを書けばいいのか?がわからないと全体構成は作れないのでキーワードに対する理解をまずは深めていってほしいと思います。
僕が分類しているキーワードニーズは以下のとおりです。
キーワード種類 | 消費期限 | 例 |
トレンドキーワード | 短 | 一般トレンド:芸能・スポーツ・経済のニュース (芸能人名+離婚) 商品トレンド:ブームの商品(こんにゃくダイエット) 季節トレンド:紫外線対策・乾燥肌・花粉症 イベント :クリスマス・おせち・福袋・バレンタイン |
商品キーワード | 短~中 | 予約:iphone6予約 ワンピース65巻 中古:ゲーム名 中古 効果:プロアクティブ効果 検証 にきび減った 型番:オメガ スピードマスター 300 |
知りたいキーワード | 短~長 | ・知的欲求系:潜在意識 とは ・願望系:お金 稼ぐ 方法 ・悩み系:借金 完済 |
名称キーワード | ? | サイト名:never アドビリーダー 著名人:アインシュタイン ショップ名:イオン セブンイレブン |
その他キーワード | ? | 職業:職業名+○○○(建築士 転職) 趣味:趣味+○○ (ドライブ 高速代) 年代:年代+○○ (30代 モテる 条件) 地域:地域名+○○ (東京 観光) 場所:場所名+○○ (ディズニー 車中泊) |
この一覧を見ればキーワードをゼロから出す上では非常に役に立つと思います。
結局キーワード選定をするにしても、まずはあなたの脳から出すのが最初になります。そして、そのキーワードを広げていくことがキーワード選定の最大のポイントです。
ちなみに、キーワードには消費期限というのがあります。そのため、資産系のメディアを作りたいと思っているのならば「トレンド系」の記事は扱わない方がいいです。
では、これらのキーワードについてどんなコンテンツを作っていけばいいのか?は、以下の3つのキーワードとコンテンツの特性を理解してください。
1-1.知りたいキーワード
知りたいキーワードというのは「知的欲求」を満たすものです。例えば「●●とは?」「●●意味」「●●理由」というように、「●●について知りたい」と思っているキーワードで、知りたい事に対しての理由、意味をコンテンツとしていく場合が多いです。
キーワード | ユーザーニーズ | 求めているコンテンツ |
離婚 原因 | 離婚の原因を知ることで何がいけないのかを知りたい。 | 離婚の原因となることが解説されていているページ。できるならばその解決法まで知りたい。 |
ワードプレスとは? | ワードプレスって何? | ワードプレスが一体どういうものでどういうメリット・デメリットがあるのか?を知りたい |
人間関係 うまくいかない 理由 | なぜ、自分は人間関係がうまくいかないのか?その理由を知りたい。 | 人間関係がうまくいかない心理的・脳的理由や統計的なデータなどを知りたい。よければ解決法も知りたい。 |
このような検索をするユーザーは、「知識」や「情報」を欲しているので、データや理由が論理的にわかるように書いてある記事のほうが好まれます。あとはトレンドキーワードのニュース記事なども知りたいに含まれます。あとはトレンドキーワードのニュース記事なども知りたいに含まれます。
例えば、「心理学 社会的証明」ならば、社会的証明とはどういうものかの意味を事例などを交えて解説をすることで「こういうものですよ。」ということを解説をすればいいし、「芸能人名 離婚」ならば、なぜ離婚に至ったのか?の理由などを解説をしていけばいいです。
1-2.なりたいキーワード
これは、先ほどの知りたいキーワードに近いですが、そこに明確な悩みや欲求などの目的があるキーワードです。「何か上手にする方法」「もっと簡単な方法」「正しい方法」を知りたいというニーズです。
キーワード | ユーザーニーズ | 求めているコンテンツ |
緊張 面接 | 面接で緊張してしまうので、緊張しない方法を知りたい。 | 面接で緊張しないようになる手順を具体的に解説されているページ。 |
SEO ワードプレス | ワードプレスでSEO対策をして上位表示をしたい。その方法を知りたい。 | ワードプレスでSEO対策で上位表示をするための方法の手順を具体的に解説しているページ |
記憶力 向上 方法 | 記憶力を向上させたい。 | 記憶術を向上させるための原理から方法までを網羅的に解説されているページ |
このタイプのキーワードは、「相手が知らない知識を提供したり」「より具体的でわかりやすいうまくいく方法」が書かれているとユーザーのニーズは満たされます。
コンテンツ内容はハウツーやノウハウ的なものが含まれているものが上位に表示されやすいです。実際、僕の記事のほとんどがこのキーワードのみを使って作成をしています。
「自分に利益のあるキーワード」になっているためソーシャルでもシェアされやすく、アクセスも集まる傾向が高くSEO的にも効果があります。「デート 会話」ならばデートを成功させるためにどんな会話をすればいいのかを解説をしていけばいいのです。
いかにわかりやすく、ユーザーが持っていない知識や視点を伝えられるのかがポイントになってくるでしょう。
1-3.アクションキーワード「したい」「欲しい」「行きたい」
アクションキーワードは、ユーザーが明確な目的をもって「これが欲しい」「したい」「行きたい」と思っているキーワードです。商品を買ったりダウンロードしたかったり、行きたい場所の予約がしたいとかそういう明確な行動の意思表示が見られるキーワードです。
キーワード | ユーザーニーズ | 求めているコンテンツ |
Yahoo | Yahooのページに行きたい。 | ヤフーのトップページ |
星占い 診断 | 星占いの診断ページをしたい。 | 星占いページ。または、星占いの中でも信頼性のあるもののみを紹介するコンテンツ |
ASUS X200MA | ASUS X200MAが欲しい | ASUS X200MAの販売ページ |
ASUS X200MA 口コミ | ASUS X200MAに興味があるけど使用感などの口コミや評価を知りたい。 | ASUS X200MAの使用感や口コミなどの一覧、またはどういう人が買うべきかなどの評価について具体的に解説しているページ |
レビューページなどのキーワードは、アクションキーワードと言えるでしょう。既に行動への意思表示がなされているキーワードなのでその目的の行動を行いやすくしてあげることによってユーザーのニーズを満たすことができます。
他にも、「恋愛 講座 無料」なら、恋愛について学べる無料の講座はないかを既に探している状態ですよね。
「画像 著作権 フリー」なら、著作権フリーの画像サイトを探している状態なので紹介をしてあげるだけでいいのです。
2.おわりに
以上、3種類のキーワードニーズを紹介しましたが、見てもらえばわかると思いますが、ほとんどの場合、長期的に集客ができる価値あるメディアを作る際には「知りたい・なりたいキーワード」が中心となります。
そして、もう一つ覚えておいてほしい事があります。それは、この3つの分類はあくまで基本型であるということです。キーワードによっては、これら3つのニーズが組み合わされている事があるという事です。先ほどの「ASUS X200MA 口コミ」とかはいい例ですね。それを理解しておけば価値あるコンテンツはかなり作りやすくなるのです。
例えば「ワードプレス サーバー」というキーワードがあったとしましょう。
このキーワードからはどんなニーズが読み取れるのかというと、「ワードプレスを導入する意思があり行動をしたいが、どのサーバーがいいのかわからないから教えてほしい。」という感じだと思います。
つまり、ユーザーが求めているコンテンツは「ワードプレスを導入する際にどのサーバーがいいのかを比較してあげたり、これがいいと断定してあげてその理由を解説してあげる事」になるはずです。
ワードプレスを導入するというアクションは既に決まっている。(アクションキーワード)
しかし、その上でどのサーバーを選べばいいのかがわからない。(知りたいキーワード)
ですから、相手はワードプレスをインストールする意思があるという前提で文章を書くことになるはずです。ここで「ワードプレスとHTMLでホームページを作るのとどっちがいい?」的なコンテンツは必要がないのはわかりますよね。
このようにキーワードを通じてユーザーのニーズを理解しておくことで「何を書けば価値あるコンテンツになり得るのか?」はより具体的に鮮明にわかるようになります。
そもそも検索エンジンはユーザーの意図を正確に判断し、ユーザーのニーズにピッタリ一致うるものを返すことが上位表示の秘訣だとグーグルは言っています。
つまり、ここでユーザーのニーズをしっかりと読み取ることができなければ上位表示は難しくなるのです。そして、このニーズをより深く読み取っている人がSEOで上位表示ができると言っても過言ではありません。
結局、重要なのはユーザーを100%、いや120%満足させることなのです。
でも、実際のところ本当にユーザーのニーズを満たすようなコンテンツはほとんどないし、100%以上を超えるコンテンツになればゼロに等しいほどないのです。
例えば、「ワードプレス インストール 方法」というキーワードならば、ワードプレスのインストールの方法をステップバイステップで図解や動画などを使ってわかりやすく解説をすれば100%に近いコンテンツになるはずです。
しかし、これを120%にするのならば、更に「SEO効果が高い、アクセスが集まりやすいインストール方法」を解説をすれば「知らなかった知識とやり方」を教えてみるとかですね。(実際にそんな方法があるかどうかは知りませんが)
満足させ長期的にアクセスが集まるようなメディアを作りたいのならば、この視点は非常に重要なので覚えておいてください。そのためには、
1.知りたいキーワード
2.なりたいキーワード
3.アクションキーワード
この3つのキーワードのニーズをより満たしたコンテンツを作成をする癖をつけるようにしましょう。その作り方については実際にトレーニングをしてもらう予定です。
まずは、この3つの視点でキーワードを探す癖をつけてください・・・特に1,2のキーワードを探すのを中心に、あなたのやりたいテーマから「知りたい事」「なりたい事」を徹底的に考え抜いてキーワードを探していきましょう。