何事もまずは基本から。
という言葉がありますが、どんな仕事もスポーツも何事も基本の型というものがありますよね。
基本をある理解した上で基本から外れる。
基本を理解せずに自分流で突き進む。
これには大きな違いがあるのはわかりますよね。
双方の人が
「よっしゃ!新しい試みをするぞぉぉぉ!」
と言っても一方は基本から外れないようにやりますが、一方はただ無茶をするだけ。
みたいになります。
SEOも一緒で基本はあるのです。
基本を理解してないと、どれだけ小手先のテクを学んでも扱い方は当然変わってしまいます。
そこでここではSEOの基本中の基本となる考え方から、外してはいけないポイントとその意図までを含めここだけは抑えておきたいものを項目別で解説していきましょう。
1.Googleの理念を共に追いかけることがSEO
SEO対策という言葉そのものの意味はSearch Engine Optimizationと言って、検索エンジン最適化といい、サイトを上位表示されるようにウェブサイトの構成などを調整する手法のことを言いますが、SEOとは?の記事でお話ししているように今は数ある質の高いアップデートが施されているのでSEO対策といっても昔ほどやることはありません。
究極的に言えば僕らがやることはたった1つ。
それはグーグルの使命であり検索エンジンのあり方である・・・
ありとあらゆるWEBサイトの情報をまとめ検索したユーザーが求める価値あるコンテンツを届けること。
この目的をするために僕らはWEBサイトを構築していくのです。
そもそも検索エンジンはそうあるべきです。
ヤフーやグーグルでキーワードを入力して検索してもしても全く関係のない情報やただの売り込みしかないような記事が出てきたら検索エンジンの価値ってないですよね。
「どんなキーワード入力しても気合いだ!根性だ!ばっかやん!」
ってなれば絶対に使いませんよね。
グーグルは検索結果にそのキーワードで検索するユーザーのニーズに答えられる情報を届けたいわけですから、僕らも同じように検索ユーザーのニーズをみたすコンテンツを作ることを軸に運営をするべきであって、それ抜きに余計な対策を手を変え品を変えやるほうが逆効果にさえなりかねないのです。
だから、SEOのすべてはユーザーに価値あるコンテンツをとどけること。
そのためにあるということは忘れないでください。
これが前提にない人や企業はどれだけSEO対策で効果がある!みたいなことをやっても必ずと言っていいほど順位が低下することになるのであくまで価値あるコンテンツこそが全てであり中心である。
ということは忘れないようにしてくださいね。
それを踏まえた上でSEOの基本を学ばないと誤った使い方をしかねませんのでまずはこれからお話するすべてのSEOの基本はこの使命のためにあるということを踏まえてごらんになってください。
2.良質なコンテンツは「質問」に「応える」事
では、一体価値あるコンテンツとは一体なにか?から考えていく必要があるのですが、そもそも、子育てだって厳しく育てるか?放任で育てるか?優しく育てるか?、学歴重視か?自頭重視か?友達重視か?遊び重視か?などのような違いがあるように「何に価値をかんじるのか?」が違う中で
「これこそが価値あるコンテンツだぁ!」
という正解の答えがあるわけではありません。
ただ、これだけは言えるのは検索ユーザーはキーワードを入力することで質問をしているという事です。あなたがすることはその質問に対して、コンテンツを執筆して何らかの応えを提示することであるということです。
つまり、価値あるコンテンツというのは
ユーザーの質問のニーズに応えるコンテンツ。。
にあるわけです。
そのためには、ただ単に質問に答えるだけでなくたった1つの質問に対して潜在的なニーズにまで目を向けることです。
例えば、店名 場所で検索したとしましょう。
これは、あるお店の場所を探しているわけですが、「ここにあるよ!」ってマップで教えてあげるのもいいですが、車・電車・徒歩のどれでいくのかは人それぞれですし、人によって地図だけではなく店の外観などを目に焼き付けておきたい人もいるはずです。
他にも駐車場はどれくらいあるのか?席数はどれくらいあるのか?
などどんどん疑問が出てきたり「予約しないと何時間も待つよ!」という情報を知らない場合などもありますよね。
このように質問をしてきているユーザーに対して本人が知り得ない情報や次に頭に浮かぶ質問や痒いところに手が届くような潜在的に求めているものまで満たすことを意識するのがポイントです。
そのためには、
・キーワードを調査しそのニーズを探り
・検索したユーザーにクリックされるタイトルと説明文を作り
・そこに質問に応えた信頼されるコンテンツを届ける。
この3つの基本的な型を理解する必要があります。
これこそが全ての基本だということは覚えておいてください。
また、検索エンジンは同じコンテンツが羅列することを好まず多様性をこのみます。
検索結果が全部同じ内容だと意味ないですよね。
そのため、
・多様性に対応するコンテンツを作る(ライバルとは違う視点でコンテンツを作る)
というのもポイントになってきます。
グーグルなどのロボットは、タイトルのクリック率や離脱率などもデータを取得しているので、ここができてないとどれだけ裏技が存在して上位表示をしても長く上位表示をすることは不可能です。
これができずしてSEO対策をしても土台のないところに家を建てるかのごとく簡単に崩れてしまいます。
なのでこの基本は必ず押さえておいてください。というか、ここだけを突き詰めていくだけでもビックキーワードならば余計な対策などしなくても普通に上位表示をすることは可能です。
3.ロボットにコンテンツを認識される設定
最近ではグーグルは、コンテンツ内部までも把握する力がついていますが、良質なコンテンツをただ単に書いてもそれで評価されるわけではありません。
先程もいったように良質なコンテンツは、ユーザーの目にとまって始めて意味があるわけです。
そのため上の図のように
・どんな質問に答えているかを明確にする・・キーワード
・検索結果からクリックされる・・・・・・・タイトルと説明文
を設定する必要があります。
キーワードだけしかないタイトルと説明文ではあなたもクリックしないはずですから、ここはしっかり設定してください。WordPressで言えばテンプレートによっては「説明文とキーワード」は設定できないかもしれないのでプラグインを挿入し、WEBページの場合は設定していきましょう。
※キーワードの設定は現在はしなくてもグーグル側のコンテンツ改ざん能力が高くなっているのですが、個人的には設定をすることをオススメします。
そして、どんな内容が書かれているのかをユーザーにもグーグル側にもわかりやすくするために
・コンテンツの内容の全体像を表記する・・・見出し
・外部の情報を持ってきているならば・・・・引用
・テキストで認識できない・・・・・・・・・画像
・リンク先がどんなサイトに飛ばすのか・・・アンカーテキスト
などのタグを設定しておくことも重要です。
これらは検索ユーザー側にとってもグーグルがあなたのWEBサイト内の情報を把握してもらうようにするためにも最低限やっておくべき設定なので、各種タグの意味と意図は把握しておきましょう。
4.サイト全体でも評価をされる
例えば、100記事書いて2記事だけをユーザーニーズを徹底的に考えて本気のコンテンツを配信しているサイトと、100記事中80記事が良質なコンテンツを書いたサイトならばあなたはどちらが評価されると思いますか?
答えはいうまでもありませんね。
前者のほうが評価をされるのですが、価値あるコンテンツがちょこっとしかないサイトは、そのコンテンツは価値があると認識されてもサイト全体での価値は認識されません。
・ありとあらゆる価値あるコンテンツを発信してるサイトの1つの良質なコンテンツ
・あまり価値のないコンテンツが多い中の1つの良質なコンテンツ
僕らが目指すのはあくまで前者です。
グーグルのロボットはあなたのウェブサイト全体を巡回します。
その中で、質問してきているのに質問に適当に答えていたり、関係ない話しかしなかったりするコンテンツばかりあれば「この人は気分のいい時しか質問にまともに答えない人だ。」とどうしても信頼を落としてしまうように評価も下がりやすくなります。
そうならないために、できる限り質の高いコンテンツを目指す。
この姿勢はもっておいたほうがいいです。
そして、できるならばコンセプトをもってユーザーの特定のニーズに特化したサイトを作ったほうがいいです。
例えば、男性向けの恋愛・復縁したい女性に特化するなど。
そして、そこに関連のあるコンテンツを網羅的に用意する。
これが最も効率的に効果的に上位表示をする秘訣です。
もちろん色んなコンテンツを網羅的に扱うのも悪くはありませんが、サイト全体の信用度を高めるのならば何かに特化をするほうが効率的に評価されやすいです。
サイト全体で評価をされるわけですからグーグルも「このキーワードならこのサイト」と紹介しやすくなるのです。そのため、確実に特定のワードで上位表示を狙うのならばコンテプトを提示しそこに沿ってコンテンツを製作をしたほうがいいです。
さらにサイトを設計をしっかりとやるともっとサイト全体の評価があがり無駄なコンテンツを書かなくてもよくなるので、最初からここまではできないかもしれませんが本格的に取り組む場合のために覚えておいてください。
5.クローラーが巡回しやすいサイトの内部対策
グーグルは基本的にリンクを辿ってWEBサイトを巡回をします。あなたのWEBサイトの情報を判断する際には、あなたのサイト内のリンクをたどって全体の内容の情報を収集するのです。
その際に、カテゴリーも何も作らず整理整頓をしていないサイトならば・・
グーグルのクローラーが巡回しにくくなってしまいます。
そのため、自分のWEBはクローラーが巡回しやすいように整理整頓をしたほうがいいです。
簡単にいってしまえば、
この図ように、サイトコンセプトに沿ったカテゴリ、カテゴリに沿ったコンテンツというように整理整頓をされているのがあくまで理想です。
このように設計をするとクローラーがどこから訪れても最終的に全てを巡回できるようにすることができます。
そして、先程、全体的に良質なコンテンツを配信しているサイトが望ましいといいましたが、良質でないコンテンツにたいしてはクローラーが巡回しないようにするのも効果的です。
グーグルに価値あるコンテンツのみを認識してもらう。
ここを意識しましょう。他にも・・・
・巡回しやすくするために・・・・・WEBサイトの高速化やソースの表記
・カテゴリーページなども・・・・・タイトルや説明文やコンテンツを挿入
なども効果的です。
グーグルのクローラーが巡回し情報を取得しやすくすることをSEOで言えば内部対策と言いますが、これはあくまでサイトやコンテンツ内容を検索エンジン側により早く正確に取得してもらうための施策だということです。
6.リンクを辿る事で検索順位づけをする
「自分で自分のコンテンツがめっちゃいいでっせ!」なんてアピールをしても、あくまでそのコンテンツが良質かどうかを判断するのは、あなたでもグーグルでもなくユーザーです。
参考になる情報があればだれでもシェアしたくなるものですよね。
それと一緒でSNSや外部のサイトにシェアされるほどに評価をされます。
例えばそれがすでに検索エンジンに認められているサイトからの紹介ならば、信頼できる人の紹介だから評価されますし、SNSなどでバズがおこって沢山の人が「いいね!ツイート・シェア」などをされればより多くの人がコンテンツに価値を感じていると評価をされます。
実際、さきほどグーグルはあなたのサイトの中をリンクを辿っていくといいましたが、これはあなたのウェブサイトだけでなく外部のサイトも一緒でグーグル側にクロールしてもらう支持をすることもできますが、リンクを辿ってクロールをしてくるほうが評価が高くなります。
これがSEOでよく言われる被リンクです。
この被リンク数が多いほど評価があがるのです。(正確に言えば違いますが)人気投票のようなものでこのリンクがゼロだったら検索順位も決めにくくなってしまいます。
そのため、
他人にシェアされたり評価をされるサイトを作ること。
によってSEOのランキングを高めることができるようになります。他にもSNSボタンの設置や自分のSNSアカウントと連携して記事が投稿されたらSNSでも投稿できるような仕組みは最低限やっておいたほうがいいでしょう。
7.結果こそが全てのSEO
SEOで必須と言われる解析ツールである、サーチコンソールやグーグルアナリティクスを利用したことがある方ならわかると思いますが、グーグルはありとあらゆるWEBサイトの情報を入手しランキング付けをするためにありとあらゆる情報を取得しているのがわかるはずです。
例えば・・・これはサーチコンソールのアナリティクス機能をキャプチャしたものですが、
検索順位からクリック率までデータを取得しているのがわかるはずです。
このようにグーグルはあなたのウェブサイトをランキング付けをするためにありとあらゆるデータを集めているし求めています。
ブラウザもそうです。
何度も何度もユーザーが閲覧するサイトは、類似キーワードで検索した場合は比較的上位表示されやすくしたりするようにユーザーに個人個人に適したサイトが検索結果に表示されるようにしてくれています。
つまり・・・結果こそがすべてなのがSEOもと言えるのです。
そのためには、ユーザーがこのサイトは価値があると感じてもらうために僕らはできる限りのことをしたほうがいいし、グーグル側に自ら情報を届けられるように各種サービスは利用して損をすることはありませんし利用すべきです。
SEOの基本はGoogleの仕組みに合わせた対策
さて、ここまでグーグルの理念から導き出されたSEOの基本ですが、これらは全てグーグルのアルゴリズムに沿った対策の概念的なお話です。
あくまでグーグルのアルゴリズムの仕組みに沿う事。
これがSEO対策の基本であることを覚えておいてください。
そして、それは全てグーグルがユーザーに良質なコンテンツを届けるために試行錯誤しながらやっていることでもあるので、あなた自身もあくまでユーザーに価値あるコンテンツを作ることを中心において活動をしてください。
それこそがなによりもSEOになりますし、ぶっちゃけそれ以外のSEO対策はついでだと思ってもらえればいいかなと思います。
あくまで基本が大事だし基本さえできていれば小手先のテクなんて使わなくても上位表示をすることは可能ですから、、、、この姿勢をお忘れないように取り組んでくださいね。