「オンラインスクールのサイトを立ち上げたいけどどんなツールを使えばいいの?」
本格的にオンラインスクールを構築したいと思っているのならば、5個の最高のオンラインスクールプラットフォーム(2020年の究極ガイド)の記事で解説しているように、海外のLMSのプラットフォームを使うのが一番ベストです。
日本のLMSは高額だし機能も中途半端なので。
しかし、最低限の機能のオンラインスクールでいいのならば、かなり安価な価格で立ち上げる事が可能です。
そこでここでは、最低限オンラインスクールを立ち上げるなら・・
このツールを使うべきだというツールを紹介していきます。
ただ単に紹介しても仕方ないので、オンラインスクールを立ち上げるために必要な順序で解説をしていきます。
海外のLMSを使うつもりの方も持っておいた方がいいものやアカウントを取得をしておいたほうがいいものも紹介しているので是非ご欄になってください。
STEP1:コンテンツを作る為のツール

まず、オンラインコースを作る為にはコースのカリキュラムを作りレジュメ・レポートに反映させないといけません。つまり・・
・コースの全体カリキュラム作成ツール
・テキストを作成するツール
・コースの動画を作成するツール
それぞれ詳しく解説していきます。
1.コースの全体カリキュラム作成ツール
オンラインスクール全般、またはスクールの各種コースの全体的なカリキュラム・シナリオを作ります。コースをイキナリ作り始めてはいけません。まずは全体像を一目でわかるように一枚にまとめたほうがいいです。
そのためには使えるツールがXmind(エックスマインド)です。Xmindを活用してスクールのコース、コースのカリキュラムを作りましょう。
2.テキストを作成するツール
オンラインスクールのコースは、レポートやレジュメなどを制作する必要があります。スクリーンキャスト形式のパワーポイントの動画コースやレポートなどを配布することになりますので以下の3つは必ず導入しておきましょう。
2-1.Canva(キャンバ)
Canvaは、プレゼンテーションや動画やインスタの投稿など、ありとあらゆるデザイン性の高いテキストを制作することができます。このCanvaを使えば初心者でも簡単にあらゆるテキストを制作することができるので必ずアカウント登録して使用しましょう。
2-2.Googleドキュメント・スライド
PDFのレポートなどを作る際には、まずはテキストで作成をすることになります。WordやPowerpoint・keynoteやpagesなどは少額ですが投資が必要になります。
無料で作りたいのならばGoogleドキュメントやGoogleスライドなどを活用しましょう。
これら2つのツールを活用すればテキストコンテンツは簡単に作成することができます。どちらも無料で使えるのは何よりものメリットです。
3.コース動画制作のツール
オンラインスクールは主に動画によってコースを制作をします。そのため、動画の録画と編集ができるツールを活用してコースを制作していきましょう。
オンラインコースの動画は主に2種類あります。
・スクリーンキャプチャー形式
・ 授業形式
それぞれのコースを制作する機材やツールを紹介していきましょう。
3-1.スクリーンキャプチャー形式
スクリーンキャプチャー形式のコースというのはプレゼンテーションの画面を見ながら音声で解説して収録をする形式の動画です。そのため画面録画をする必要があります。
・Camtasia Stazio(カムタジアスタジオ)
カムタジアスタジオは画面録画と動画編集ソフトを兼ね備えたソフトウェアです。動画編集はシンプルですが初心者にも使いやすいソフトウェアです。
・Yeti Pro(イエティ―プロ)・Snow
オンラインスクールを受講する人達は、基本的にイヤホンで動画・音声を視聴するのでホワイトノイズがはいるような音声の品質が低くなるマイクは絶対に使わない方がいいです。これを使っておけば、まず間違いないマイクは下記の2つです。
3-2.授業形式
そして、もう一つが授業形式で正に学校のように先生が生徒に向けて話して黒板で重要な部分だけを書き出すように、カメラに向かってホワイトボードで書いて解説をしていきます。
この形式のオンラインコースは撮影をして編集をする形になります。また、先ほどのスクリーンキャストと授業を組み合わせた動画コースにする場合もあります。
・撮影機器(カメラ)
撮影をするには、一眼レフカメラやビデオカメラだけではなくWEBカメラ、Iphoneのカメラでも構いません。一番重要なのは映像品質よりも音声品質なのでお好きなものを選びましょう。
・動画編集ソフト
撮影した動画をそのまま使うのは難しいので、動画編集ソフトであるPremiaProやFainalCatを使って動画編集をしていきます。これら2つのソフトウェアはプロレベルの動画を編集ができるツールです。
どちらの形式でオンラインスクールをやるのかはあなた次第です。スクリーンキャスト形式は顔出し不要ですが親近感が薄まってしまいますが映像授業は顔出しをすることで親近感とブランディング効果が高いですがカメラを見ながら話すのに慣れる必要があります。
それぞれメリット・デメリットがあるのであなたのお好みのほうをお選びください。
STEP2:オンラインスクールサイト制作

コースが完成したらオンラインスクールのサイトを制作していきます。
スクールのサイトで特に重要になってくるのが受講生しか見れなくする事です。
基本的に僕はLMS(ラーニングマネジメントシステム)というオンラインスクール専用のプラットフォームを使うことを推奨していますが、ここではとにかく手作りでということで自作で作る為のツールを紹介していきます。
・サイト作成ツール.WordPress
世の中の37%の個人や法人が使っているブログやサイトを作成する事ができるCMS(コンテンツマネジメントシステム)のワードプレスならばサーバーとドメインさえあれば無料でサイトを制作できます。
WordPressは、ブログやサイトだけでなくプラグインやテーマによってはショッピングサイトや掲示板、SNSも作る事ができるのですが、作り方によってはオンラインスクールも制作することが可能です。
・パスワード管理プラグイン
WordPressをいれるだけではオンラインスクールは運営できません。購入者だけがオンラインスクールを受講できるようにする必要があります。そのためには、パスワード管理ができるプラグインをインストールしてください。
・カテゴリ単位でパスワード管理:Password Protected Categories
・サイト全体をパスワード:Password Protected
・動画公開ツール.Youtube/Vireo
オンラインスクールや各種コースを動画で閲覧できないと意味がありません。そこで動画を閲覧できるツールを活用する必要があります。WordPressと相性がよく視聴も簡単にするためには、YouTubeの限定公開かVimeoでコードをWordPressの投稿や固定ページに挿入しましょう。
・ステップメール配信.
動画をただ閲覧できるサイトだけでは事足りない場合もあるはずです。順番でステップバイステップで視聴してもらうためにステップメールでメールを送ったほうが効果がある場合もあります。ステップメールを無料で使えるツールは以下の3つあります。
この4つのツールを有効活用すれば、オンラインスクールの各種コースを閲覧できるサイトを作る事ができるようになるでしょう。
STEP3:スクール販売サイト制作

オンラインスクールを構築したら、販売をしなければいけません。販売ページを作るためには以下の2つが必要です。
・ランディングページの制作
・決済システムの導入
この2つが必要になります。
LMS(ラーニングマネジメントシステム)を活用すれば、これらも一緒に簡単に作ることができるのですが、ここではなんとかタダでできる方法を紹介しましょう。
・LP作成ツール
ランディングページを制作するには、WordPressで作ります。有料テーマを使えば簡単ですがそれならばLMSを選んだ方がいいです。そのため、無料で作るのならばワードプレスの無料テーマでランディングページを作るか?それか「ぺらいち」を活用しましょう。
・決済ツール
オンラインスクールを構築する際には、本来は柔軟な決済システムを即座に導入できたほうがいいですが、LMSがないのならば面倒でもPaypalやStripeで自作をするか?BACEなどを使いましょう。Stripeは5日以内に入金が可能ですが自動返信メールがついていないのでBACEがオススメです。
・・・この2つのツールを活用してオンラインスクールの販売から決済まで制作していきましょう。
STEP4:コミュニティーツール

オンラインスクールの最大の魅力はサブスクリプションモデルを導入することができるところです。サブスクリプションを導入する方法は主に2つです。
・コースを毎月追加する
・コミュニティーやフォローを作る
他にもありますが、サブスクモデルを導入する際にはどちらかを選ぶことになりますが、コミュニティーは即座に導入が可能です。
以下の3つのどれかの導入を検討してください。
・メーリングリスト
メーリングリストとは掲示板のメール版のようなもので、登録したメンバー同士でオープンな場でコミュニケーションをとれるツールです。Googleのメーリングリストは無料で導入が可能です。
・Facebookグループ
オンラインサロンなどでは既に認知されているFacebookグループですがこれも無料で利用が可能です。Facebookは実名なので質の高いコミュニティー運営が可能です。
・Chatwork・Slack
ビジネスのチームコミュニティーを運営することが可能なChatWorkやSlackですがこれらもコミュニティー運営でよく使われています。
これらのどれかを選択してコミュニティーを運営するのもいいでしょう。オンラインスクールはコメント機能などでコミュニケーションやサポートをすることも可能ですが、チーム内を活性化したいのならばコミュニティーツールを活用しましょう。
STEP5:ライブストリーミングツール

もし、あなたがオンラインスクール内でリアルタイムでセミナーや授業をやるのも非常に効果的です。オンライン教室などではライブ配信をよくしています。そのためにはライブストリーミングツールを活用していきます。
・Skype
skypeは登録した友人同士がオンライン上で無料で最大25人までのグループで通話が可能で画面も交友することができます。
・Zoom
Zoomはオンラインセミナーやオンライン会議などで仕様されていますが、40分までは無料でグループミーティングが可能です。Skypeよりも複数人向けなのでオンラインスクールに向いています。
ライブストリーミングはオンラインスクールを運営する際に、ライブ配信したものをコースに追加するスクール講師もいますので有効に活用していきましょう。
まとめ
ここではオンラインスクールを立ち上げる際に必要となるツールをまとめました。
できる限りタダに近い金額でできるものだけを厳選しています。
しかし、このどれかオンラインスクールの運営(販売・決済・納品・フォロー)の部分の各種ツールのどれか1つでも有料にするのならばLMS(ラーニングマネジメントシステム)を使ったほうが安価で便利でハイレベルな機能がついています。
海外ツールですが一度マスターしてしまえば非常に簡単に使うことができるのでわざわざ安く抑えようとして時間を無駄にする必要はないと個人的には思います。
LMSについて詳しく知りたいのならば5個の最高のオンラインスクールプラットフォーム(2020年の究極ガイド)の記事をご覧になってください。