今は昔と違ってSEO対策はテクニカルな部分がなくなって価値あるコンテンツを書くことが上位表示につながる最良の道・・・だからいいコンテンツを作ろうと取り組むことは確かに素晴らしい事です。
しかし、コンテンツイズキング!
この言葉をコンテンツの内容の事を言っていると思いこんでしまってSEOのテクニカルな部分を全部無視していいわけではありません。
その中でも代表的なのが見出しタグです。
この見出しタグの扱い方によってSEOの面で影響されるというのは結構昔から言われてきたことですが、見出しタグをつければSEO効果があるというわけでも見出しタグよりもコンテンツが大事だからどうでもいいというわけでもありません。
Googleさんには意図があって見出しタグをチェックしているのです。
この意図を理解せず、とりあえずで見出しタグを使っても逆効果になりかねないし、だからといって見出しタグをつけないとGoogleに認識されにくくなってしまいます。
また、中にはワードプレスのテンプレート自体が見出しタグの扱い方が適切でないものを使っていて全然上位表示されない状態をみずから作っているという方もいます。
では、一体見出しタグの意図とはなにか?
それを理解してもらった上で、最も適切な見出しタグの使い方・見出しにいれる文章は何がSEOの効果が高いのか?までを網羅して解説していきます。
あんたのテンプレートの見出しの設定が誤っているかもしれないので必ず今すぐチェックをすることをお勧めします。
1.見出しタグの役割
まず、効果的な見出しとは何か?の前にそもそも見出しタグの役割を理解しておく必要があります。これを理解せずにこれからお話するSEO効果を考えた見出しタグの作り方を使っても逆効果になりかねません。
そこで、まずは「見出しタグは何のためにあるのか?」を理解しましょう。
と言っても既に答えは上の画像にあります。
そうです。
上の画像は本の目次ですよね。
あなたが本をよく読むのならば、わかると思いますが本の目次は大体の場合は、
・章があり
・章のテーマに沿った大見出し
・大見出しに沿った見出し
・見出しに沿った小見出し
というように段階になっていて何が書かれているのか?
がわかるようになっているはずです。
そして、内容を読んでいくと見出しに肉付けされた文章が書かれていますよね。
見出しタグ(Hタグ)というのは、本の章や見出しの役割と同じだと考えてもらうと非常にわかりやすいかなと思います。
この見出しがあることによって、読みたいところを読むことができるし、全体を流して読むだけでもある程度の内容が理解しやすくなって飛ばし読みもできるわけです。
マインドマップを使ったことがある方ならばその効果はわかるはずです。
そもそも僕らは、脳内でマッピングをして記憶をするので、見出しタグはこの脳内でマッピングするをするのを手助けしてくるので記憶に残りやすくする手助けになるのです。
ドラマとかもそうですよね。
第1話
第2話
というように分類をするから、「大体何話くらいだったかなぁ」と思い出しやすくできる。見出しというのは、情報を分類して配置をすることによって覚えやすく思い出しやすくすることができるツールなのです。
もし、10000文字の記事が見出しが全くなかったら・・・
途中で、「いつまで続くんだよぉー」ってなりますよね。
だからこそ、見出しは必ずいれるものだと思っておいてもらえるといいです。(もちろん、300文字程度の内容の薄い記事ならいれる必要はありませんけどね。)
2.適切なh1・h2・h3タグの扱い方
では、一体どのように見出しタグを取り扱っていけばいいのか?はたぶん大体の方がもうお判りだと思います。
先程言いましたよね。本の目次には・・・
・章があり
・章のテーマに沿った大見出し
・大見出しに沿った見出し
・見出しに沿った小見出し
があると。
これに当てはめて見出しタグを配置していけばいいのです。
最もベターなのが、
・h1タグ・・記事タイトル
・h2タグ・・大見出し
・h3タグ・・大見出しの中の見出し
・h4タグ・・見出しの中の小見出し
かなと思います。
では、以下の画像を見比べてどちらが正しい表記の仕方かわかりますか?
よく見比べればわかると思いますが、右側が正しい表記であり左側は正しくない表記です。左側はh2が最初にないのにも関わらずh3タグがはいっていますからね。
これは原理的に理解しておいてほしいのですが、
上の図のように
・h1の中にh2〜
・h2の中にはh3〜
・h3の中にh4〜
というように表記をするのが基本だということはまずは覚えておいてください。なので、先ほどの事例のように<h2>がない中に<h3>があるのはちょっとズレているということになります。
ダメではないのですがあまりオススメはしません。
そして、こういうことを言うとh1は1つだけしか使っちゃいけないのか?
となるんですが、確かにこのロジックで言えばh1はタイトルになるのでh1が2つあるのはおかしいからダメだ!という話になりがちなのですが、Googleさん的にはh1が2つ3つあることでSEOの評価が下がることはないと言っています。
ただ、少なからずGoogleのロボットには正確に伝わりにくくなるというだけです。
先ほどの例も含めてダメではないですが望ましいとは言えない程度で覚えておいてください。基本的にこの見出しのルールに則っていたほうが間違いないしユーザーにとってもわかりやすいのでこのロジックを採用することをオススメします。
3.2種類の効果的な見出しの作り方
では、一体どういう見出しにするのがいいのか?ここに関しては
「ユーザーの人生がよりよくなるコンテンツならば何でもいいですよ!」
「内容によって変わりますよね。」
という結論になるんですが、SEOやユーザビリティーを考えると見出しに何をかくのか?は重要です。僕はあなたが、一体どうやってコンテンツを書いているのかはわかりませんが、基本的には、
→キーワードを選定
→仮タイトル
→記事の構成(見出し)
を作ってから書いているかなと思います。
つまり、見出しというのはコンテンツそのものの全体の流れを決めるためにも重要だったりするのです。そこで、ここではSEOやユーザビリティーを考慮した主な2つの見出しの作り方についても紹介していきたいと思います。
3-1.SEOで効果的な見出し
一昔前のSEOとかは、見出しにキーワードを必ずいれよう!みたいな事がよく言われていた時期がありました。
例えば、SEO対策5つの方法みたいなタイトルがあったとしたら、
SEO対策の方法1;●●
SEO対策の方法2;●●
SEO対策の方法3;●●
SEO対策の方法4;●●
SEO対策の方法5;●●
というように、SEO意識してるの丸わかりの「いやいや、もう数字だけでいいだろ!」とツッコミをいれずにはいられない見出しの付け方をするようなことを推奨されていたのです。
でも、今はこんな事をする必要はないですね。
だから、自由に役立つコンテンツを書いていきましょう!
というのもアリなのですが、SEOを考慮するとキーワードを使って見出しを構成したほうがいいのです。と言っても、「SEO対策、方法」というキーワードをいれましょう!という事ではありません。
更なる複合キーワードをいれましょう。
という事です。
どういうことか?というと、「SEO対策,方法,●●」この●●の部分に当てはまるキーワードで見出しを構成していくのです。
実際に試しにやってみましょうか。
例えば、実際に検索をする方法で試してみますが、「SEO対策 方法」で検索をしスペースボタンを押すと、下記のようにキーワードの予測が出てきます。
これをサジェストキーワードと言うのですが、このキーワードを小見出しにつかうのです。
上の画像で言うと
・無料
・Google
・タグ
・ホームページ
ですね。この中であなたの書きたいコンテンツ内容で見出しに使えるものを厳選するのです。
例えば、
1.SEO対策は無料でもできます。
2.上位表示をするためにGoogleの理念を理解すること
3.評価されるHP・WordPressサイトにする3ポイント
3-1.テンプレート
3-2.プラグイン
3-3.最低限理解すべきタグ
3-4.コンテンツ力
3-5.ソーシャルポイントを獲得する
このように・・・ただ、これはちょっと無理矢理入れている部分もありますが。
ただ、このようにサジェストキーワードをいれることによって「SEO対策 方法」のキーワードを網羅的にコンテンツ化していることになりますので、普通に書きたいことを書くよりもユーザーが求めるコンテンツ内容になりやすいのです。
SEOのためにもなりますが、もユーザーの「知りたい」を先取りをしてコンテンツ化をすることができるようになります。
※「SEO対策 方法」では、あまりサジェストキーワードが出てこなかったのですが、キーワードによってはもっと沢山出てくる場合があるので厳選して見出しに活用してください。
3-2.ユーザビリティー型の見出しの作り方
サジェストキーワードを元に見出しを作るのは、SEOだけでなくユーザビリティーを考慮しても非常に効果的な見出し(記事の構成でも)の作り方なので、最もベターな方法かなと思います。
ただ、あくまでユーザーが求めているコンテンツを提供するので、あくまで受け身的な作り方とも言えます。
「自分が求めている事書いてあるかなぁー!あぁ、この記事にはありそうだな。」
と思ってもらうには最適です。
ただ、読み応えや読んでいて面白い!引き込まれるような見出しをつくるのも1つの手段だと思います。特に見出しが複数必要になるような記事は、大体の場合は読み飛ばします。
その中で
「は?どう言う事?」
「ほんと!?そんなん知らない。」
「え?なんで?」
というように引き込まれるような見出し、感情を動かされる見出しにするのもいいです。
例えば、
タイトル;1年やって50PV男が月間100万pv達成するまでに実践したSEO7ステップ
1、1年ブログを続けてたったの月間50PV
2、毎日3時間かけて1記事を作ってました。
3、「そんなに必死こいて頑張るからダメなんだよ!」
4、たった1時間のアドバイスで3ヶ月後10万pv
5、頑張らずにSEOで上位を勝ち取った7つのステップとは?
こんなのはどうです?
結構見出しをみるだけで読みたい気持ちが高ぶってくるはずです。
このように注意や関心を抱くように見出しを構成をすることで、ただコンテンツを書くよりも目次の時点でかなり気になりますよね。
このように見出しを構成するだけでも読まれる確率は高まります。
ユーザービリティーとは、ただ検索キーワード(質問)に答えるだけではなく、読み応えのあるコンテンツによっても高めることができるのでアリと言えばアリですし、絶対的なエビデンスを示しようがないコンテンツの場合はこういった構成の仕方をするのもアリです。
・・・以上主に2つの見出しの作り方に関して解説をしましたが、上位表示を考えるのならば前者のほうがベターですが、たまーに面白い記事とか読み手のパラダイムを変えたい時などには後者を選ぶのもいいかなと思います。
さいごに
さて、ここまで見出しタグの意味から基本的な使い方から作り方まで網羅的に解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか?ただ、これはあくまで一例であって必ずしもその通りにしなければいけないものではありません。
少なからず僕やクライアントさんはこの基本に則って実践してもらうことでSEOで上位表示されアクセスが集まるブログやサイトに育ちました。
まずは何事も基本から。
それをマスターしてから応用していってください。見出しはコンテンツを読み進める原動力になりますので必ずいれていきましょう。