メルマガは他の媒体よりも圧倒的に反応がとれるツールですが、そのためには何を書くのか?が非常に大切になってきます。
が、それ以前に書いたメルマガを
どうやって魅せるのか?
データ測定をしてるのか?
ユーザービリティーはどうか?
という作り方そのものも同時に大事になってきます。
あるところまではコピーライティングを極めれば売ることはできます。
しかし魅せ方1つで、
売り上げを倍増させることもできます。
逆に到達率が悪ければ
売上は半減してしまいます。
つまり、まずはメルマガそのものの作り方を知っておかないとどれだけ優れたコピーを書いてもその効果は半減してしまう可能性があるのです。
そこで、ここではメルマガを作る際に必ずチェックしておきたい5つの項目について解説をしておこうと思います。
特に重要な項目もあるので必ずチェックしておいてください。
1.メルマガを配信する時に考慮すべき5項目
ただ単に反応率の高いメルマガを丁寧に書いて、これで売るぞ!読者の人生を変えるぞ!と配信をするその姿勢自体は素晴らしいと思いますが、メルマガの作り方そのものを考慮にいれておかないと効果どころか下手をすればスパム判定をされかねません。
そこで、まず以下の項目は必ずメルマガを作る前に一息ついて考えておきましょう。
・端末:スマホ・PC
・配信形式:html・テキスト
・有料・無料
・スパムメール防止対応
・計測する
メルマガは、コピーライティグ力とストーリーテリングなどを駆使すれば、確かに成約率や反応率をあげることは可能です。
ここら辺に関してはこのサイトの
・簡単に高反応を得られるメルマガの書き方の7つのコツ
・新旧PASONAの法則を活用し”売らずに売れちゃう”を実現する6ステップ
・事例付!アイドマ(AIDMA)の法則の活用法
などでも網羅的に解説していますが、これらの項目を作る際に考慮にいれておかないとその効果も半減する可能性がありますので、詳しく1つずつ各項目を解説していくので今一度確認をしておきましょう。
2.端末による対策
あなたがどうやってメルマガ読者を集めているのかはわかりませんが、以前はメルマガといえばPCのメールアドレスで購読をするものでしたがスマホの普及によってメルマガの購読はスマホとPCの両方でするようになったのです。
端末が違うという事は見え方も変わってきます。
見え方が変わるということは、PC向けには綺麗に映るけどスマホ向けだと読みにくくなったり、スマホ向けに配信をすれば逆にPCだと読みにくくなってストレスを感じる。
ということもあります。
いい事や学びになることが書いてあるのに読みにくい。
途中で疲れるのならば解除されることはないかもしれませんが、それなりにいい事や学びになることであるのならば解除される可能性が上がってしまいかねません。
だからこそ、この端末による表示施策は考えておく必要があります。
2-1.端末の調査方法
ということで、既に読者がいるメルマガを配信している方もいると思うので端末の調査方法を解説していきます。
一番おもいつきそうなのが以下の2つの方法です。
① メルアドの確認
② 登録端末を確認(レンタルサーバーによって)
登録直後のデータから調査ができて手軽ではあるものの、最近ではPCのメールアドレスをスマホでもチェックできるのもあるのでデータとしては不正確になります。
そのため、もっとも的確に調査ができるのが
③ ブログやサイトなどにクリックさせアクセス解析でチェック
これで調査をするのほうが確実かなと思います。
これによってどのデバイスを使っているのかを分析することができるようになるのです。個人的にアクセス解析はGoogleアナリティクスが最もオススメですね。
たぶん現在は、ほとんどのジャンルでスマホのほうが圧倒的に多いはずです。
2-2.スマホの場合
まず、スマホの場合はPC感覚でメルマガを書くと「句読点でなくても改行」をされる発行者が多いので、結果的に行数が多く表示をされて上のようにのように非常に見にくくなってしまいます。
慣れてしまえば別に気にはならないのですが人によっては読むのにストレスを感じてしまうでしょう。
スマホユーザーの場合は「句読点以外で改行をしない」
というのがもっとも読みやすくなります。下記のように・・・
句読点でしっかりと改行するのを基本にすることで読みやすくなっているのがわかるはずです。
2-3.PCの場合
しかし、先ほどのスマホのように句読点で改行をしないとPCで見た場合は横に伸びた感じになりますね。
横に伸びてしまうとPCの場合は首を動かさなくてはいけなくなるので読むことに逆に疲労感を感じてしまいます。基本的にPCの場合は顔や首を動かさずにスクロールするだけで読めるようにする。
のが基本のため、改行を多くして左側に文章を寄せるようにする。
ことによってスクロールすれば読めるようにするのがベターです。
そのため、PC読者を中心にする場合は句読点以外で改行をして左側に寄せるようにしたほうがいいでしょう。
ただ、ここまで読んで貰えばわかるように、PCユーザーに合わせるとスマホユーザーにはデメリットになりスマホユーザーに合わせると今度はPCユーザーにとってはデメリットになるということです。
明らかに一方が多い場合はこれでいいですが・・そうでない場合はどうすれば?となります。
2-4.両方に対応する場合
一方に合わせるともう一方では見にくくなってしまう・・そういう場合はどうすればいいのか?
というと、どっちかを諦めるのか?
それとも両方のデバイスに対応をするために
① レスポンシブ対応のサイト(ブログ)を用意し両方で見れるようにする。
② スマホに徹底的に合わせた改行をする。
③ マルチパート配信をする。
この2つの施策をするかのどちらかです。
1の場合は、メルマガはPC向けに届けて書き、スマホユーザーに向けてはURLてレスポンシブ対応のサイトに誘導する形を作ればスマホユーザーはサイト句読点で改行する文章を読んでもらうようにすることができます。
2の場合はもっと簡単な方法でスマホユーザーに向けて、20文字くらいで改行をすれば大体どのスマホでも綺麗に見えるようになるわけです。
主にはこの2つのどちらか?
が両方のデバイスに対応する方法になりますので、どちらかに絞ることができないのならば両方のデバイスに対応した改行をしたほうがいいです。
また、両方のデバイスのことを考慮にいれると以前はよく使われていた下線などを使った装飾は使いにくいので使わない方がいいでしょう。
ここを意識してください。
そして、次にメルマガを作る上で考慮にいれておきたいのが3つ目のマルチパート配信も含まれている下記です。
3.配信形式を決定する
メルマガには主に2つの形式があって、一方はまさによくあるテキスト形式のメールと、画像の挿入や文字加工ができて見た目を整えて送ることができるHTMLメールがあります。
この形式もそれぞれのメリットやデメリットを考えた上で考慮にいれたほうがいいです。
3-1.テキスト形式のメルマガ
テキスト形式のメルマガは文字通り文字だけで構成された、一般的なメールのことでPCメールのやりとりでも実際にこの形式でやりとりされますね。
メルマガの場合は、テキストで記号などをつかって飾ったり工夫をすることで見やすくしたりしてメールを作っていくのが基本です。
このテキスト形式のいいところは、一言で言えば
“誰でも簡単にメルマガを作れて受信側に負担がない”
ところですね。
効率を重視するのならばこのテキスト形式はベターですし一般的に最も使われているメルマガ形式です。
3-2.html形式のメルマガ
それとは対極で、Html形式のメルマガの場合は装飾などができるのでテキストベースに比べて自由にできます。
文字やフォントの色や大きさを変えられるのはもちろんのこと。
画像や動画までも挿入することができてレイアウトもできます。
視覚的な請求をするのには非常に向いています。
そして、何よりも優れているのがメルマガのシステムに頼らなくても開封率などの計測ができるところですね。
ただ、弱点としてどうしても画像などの数や配信数が多くなるとサーバーに対して負荷が多くなり受信側の設定によっては表示をされなかったりタグが表示されてしまうという弱点もあります。
そのため、個人的にはあまり装飾で張り切ったメールを送るのはオススメしません。
※このhtmlメルマガの場合はスマホユーザー向けに寄せるように設計をするのがポイントです。
3-3.マルチパート配信
そして、この両方を読者によって振り分けて自動的に配信してくれるのがマルチパート配信です。
ただ、このマルチパート配信に対応しているメルマガ配信サービスはあまりないので、到達率などあらゆる側面を考えてみるとなかなかマルチパート配信だからっていい配信スタンドだとは言い難い部分もありますし。
今、あなたがなんらかの配信スタンドを使ってるのならば
マルチパート配信の機能がついているのかをチェックしてみてください。
これができれば、先ほどのスマホとPCに適したメールを配信することもできます。(ただ、キャリアドメイン(@softbank.ne.jp)のようなメールには対応していないためHTMLメールが送信され全く表示されない可能性があります。)
以上、それぞれデメリットとメリットがあるのでこれらを考慮に入れた上でどちらか選択していきましょう。
両方のいいところを満たすのならば・・シンプルなHTMLメルマガがいいかなと思います。
ネットショップなどでない限り、あくまで読んでもらいたいのは大体の場合は文章のはずですから、テキスト中心のメールを送るようにするのが基本です。
4. メルマガ到達率を意識したメルマガの書き方
メールの配信をするのならば、メールの到達率は非常に重要になってきます。
一度メーラー側にスパムメール判定をされてしまったら、メーラー全体に対して迷惑メールフォルダにいれられ開封さえされなくなってしまいます。
Gmail側にスパム判定をされたらGmailの読者全体に届かなくなる可能性があがる。
わけです。これは結構メルマガ配信スタンドを選ぶ際にも重要視されていますが、最近ではスパム判定も非常の仕方もかなり明確になってきていて「独自IPで配信できるシステム」「配信元の特定する配信業者」であれば、スパムメールを送らない限り、どんなメルマガ配信スタンドでも到達率はそれほど変わらなくなりました。
共有サーバーとかはそれほど関係ないようです。
つまり、到達率はあなた次第になってきているのが今のメルマガの現状です。
では到達率を下げないためには何をすればいいのか?そのためには2つの項目は必ず満たしてください。(もちろん、スパムメールを送るのは論外なので書きません。)
1. リスト取得元によってダブルオプトイン方式を採用する。
2. 購読・解除を促すようにする。
3. 特定電子メール送信等に関するガイドラインを満たす
この3つをやっていれば、そう簡単にメルマガの到達率が落ちることは基本的にはありません。
詳しく解説していきましょう。
4-1. リスト取得元によってはダブルオプトイン方式
これは、一言でわかりやすく言えば読者登録をしてもらう際に1度メールアドレスと名前をいれてメルマガを届くようにするのではなく、一度確認ボタンをクリックしてもらったり2回メールアドレスを入力してもらうなどをしてリスト取得の許可を二重にとることを言います。
この方式は「あなたはこのメルマガを購読する意思がありますか?」
という確認をするので、特に読者を協賛やリスト販売業者から購入した場合、メルマガ配信元を変える際には必ずダブルオプトイン方式にしたほうがいいです。
これをすると・・・「なんなんだこのメールは!スパムか!」とおもわれて迷惑メール通報をされなくすることができます。上手な使い方をすれば、リスト数が減ったり登録率そのものが減りますが、逆に開封率・精読率を上げる効果もあるのでダブルオプトイン方式は考慮にいれてください。
4-2. 解除しやすくする
そして、次にメルマガを送る際には「いかにメルマガを読んでもらうのか?」を同時に「いかに必要のない読者に解除してもらうのか?」を考えて配信をしたほうがいいです。
なぜなら、なんのスパムメールを送ってもないのに迷惑メール判定をされる発信者ほど、解除をさせていないからだということが言えるからです。
だから、解除を定期的に促す。
はたまた、解除リンクを目立つところに挿入しできる限り解除しやすいようにしてあげる。
ことが大事です。
自分のメルマガのファンにならない人には、早めにいなくなってもらうのがいいです。じゃないと久々にメールを送ったりすると「なんだこのメールは!スパムメールかぁ!」となって配信解除されかねません。
4-3. 特定電子メールの送信等に関するガイドライン
これは迷惑メール防止法とも呼ばれ迷惑メールを規制するために2002年に施行された法律で、広告や宣伝を目的とするメールが規制対象になるのである程度の理解は必要になります。
先ほどの解除リンクの話も解除リンクを挿入していないメールは、迷惑メール防止法に引っかかりメーラーにも迷惑メールとして判別されやすくなり、ダブルオプトイン方式も事前承諾なしで送らない。という法律に勘違いで引っかからないようにするためにも有効です。
あと送信者に表示義務のある内容は挿入しましょう。
1.メール本文に送信者の氏名や名称
2.任意の場所に送信者などの住所(外部サイトでもいい)
3.問い合わせができる電話番号・電子メールアドレス・URL
この3つは必ず表記しましょう。
ただ外部サイトに表記をする上でメールアドレスを挿入する際には注意が1つあります。それはメルマガ送信に使っているメールをWEBサイトにテキストで表示させないようにすることです。あなたのメールアドレスを使ってスパムメール“なりすましスパムメール”を送られないように対策をしておきましょう。
5.効果測定ができる状況を作る
WEBサイトでもブログでもランディングページでも、成功の鍵を握るのは調査をすることです。
ビジネスでもニーズ調査をしている人としていない人とでは、やはり調査をしている人のほうが成功率は高いです。
そして・・これは失敗であろうが成功であろうが、データを解析し効果測定している人のほうがのちの成功確率が全然違ってきます。
それはメルマガも一緒です。
しかし、
問題に目を向けたくないのか?
失敗から目を背けたいのか?
面倒臭いのか?
知らないのか?
理由はわかりませんが、細かい面倒な作業を嫌がってデータを取得さえしていない発行者がいたりします。
息づまった時など、これらのデータは方向性を決める上でも非常に役立つので必ずできる限りのデータ取得できる環境を作っておきましょう。
主に以下のデータがそろうのが理想です。
・開封率
・クリック率
あと、理想を言うのならばA/Bスプリットが簡単にできれば理想系ですね。
開封率に関しては、メルマガシステムでもとからついている場合がありますが、ないのならばHTMLメルマガを検討するのもいいです。
クリック率に関してはメルマガについていない場合は、サーバーにインストールする形式の短縮URLを使うか(迷惑メール対策)、ワードプレスなどのプラグインを使えばできますのでできる限りデータを取得できるように最初のうちに設定をしておいてください。
到達率にかんしてもデータを集めたいところですが、そのためにはありとあらゆるメールアドレスを取得して自分でメルマガに登録をするのが一番確実です。
さいごに
さて、いかがでしたでしょうか?ここではメルマガを作る際に必ずチェックしておきたい設定や記述にかんして解説していきましたが実際に書く前にはやっておくべきことをやっておけば、後は書くだけです。
これらの項目を全て理解し実践しておけばストレスなく心配もなくメルマガを運営できるはずですから、必ずチェックしておいてください。
メルマガは集客さえできてしまえば1通で何百万、何千万も売り上げるツールですから最大限活用するためにもこれらの項目を抑えた上で作っていきましょう。