先日、、、とあるサイトか何かで
「金を儲けるためにはグレーな事や法律ギリギリのグレーな事しないと稼げない。」
「ブラックが一番儲かる!でもホワイトは全然金が儲からない。」
みたいな事を発信している人がいて、実際にそれにいいね!を押したりシェアしている人も結構いました。
確かに・・・
と言ってもこの意見に納得しているわけではありませんよ。
そんな事思ったら
金稼ぎ=人を騙す行為。
になっているわけなので、僕から買うと騙されるよ!
と自らカミングアウトしているようなものですから(笑)
そうじゃなくて、こういう考え方が湧いてくるのは仕方ないかな。
という意味での確かにです。
しかし、こういう事を頭の中で考えるだけでもあなたは本当の意味で稼ぎ続ける事や売上を伸ばし続けることはできやしないのです。
ホワイトとかブラックとかグレーとか。
確かにグレーな事やブラックな事は稼げはします。
なのでこの意見が必ずしも間違ってるわけではありません。
しかし、そんな事を続けていてもいつまでたっても本当の自由は手に入らないし意義ある仕事などできやしないのです。
そこでここでは、
・そもそもグレーやブラックなビジネスとは?
・グレーやブラックは本当に稼げるのか?
・じゃあどうすればグレーやブラックやらなくても稼げるのか?
についてお話していこうと思います。
実際に、僕はこれまであらゆるジャンルの起業家や事業家と話してきましたが彼らの意見を事例として出し、心理学の研究でも詐欺やグレーな事をやる人とそうでない人との稼ぎの差とかも出ているので結構参考になるはずです。
それでは、、、いってみましょう。
グレービジネス・ブラックビジネスとは?
では、まずはグレーなビジネスとブラックなビジネスにはどのような違いがあるのでしょうか?ホワイトというのは完全クリーンな大企業みたいなビジネスを想像するかなと思いますが・・・。
で、実際にグレーとかホワイトとかブラックみたいな
言い回しをしている人とかは大概の場合。
ブラック=法的に詐欺にあたるもの
グレー=法的に詐欺に当たらないもの
というようにわけていました。
「え?じゃあホワイトじゃないの?」
という疑問が出てくるわけですが、彼らの話を聞いているとグレーなビジネスにはある特徴があってとにかく売ることだけを考えてしまっているビジネスのことを言う場合が多いです。
一言で言うならば
売るまでが戦略・売ってからの戦略がない。
そのため、行動レベルで見ると・・
売る前に過剰に大きな事をいって期待値を上げてしまっていて購入後にはその期待値を大きく下回ってしまっている。
そうならないように・・・サポートやフォローをしている。
というパターンが結構多いです。
実際、そういうグレーな視点がある会社のミーティングとかに参加をすると
「いかに売るのか?」「いかに売上・利益を最大化するのか?」
という話題しか出ずに
「顧客にどんな価値を与えられるか?」「どうなってもらうためにやってるか?」
なんて話題は一切でてきません。
もちろん売上を上げる事は大事ですよ。
でも、それって価値を提供しようとさえしていないわけです。
だからどうしても、こうすればとりあえず売れるんじゃね?
と考えて中身のないものを中身があるように見せて売るわけです。
はたまた他よりも凄いと思わせる為に過剰なアピールをするのです。
そして、売って信頼を失いショットでしか稼げないんですよね。
そもそもビジネスは価値と価値との交換です。
売る前に過剰に価値があるように見せて実際の商品は何ら価値がないとなれば、そりゃもう二度とあなたから買いたいとは思いませんよね。
つまりグレーなビジネスというのは基本的に売って終わり。
信頼を積み重ねていないので結果的に長期的に収益を生み出すことができないんです。
でも、それ以外に稼ぐ方法を知らない。
だからまたお金がなくなってまた短期でしか稼げない事を繰り返す。
だから段々本物は売れないとかホワイトは売れない。
なんとかクリーンに見せようと色々小細工をする羽目になってしまうんです。
でも・・・
これは仕方のないことかもしれません。
なぜかと言うと・・・
世間にはびこる金持ち悪!貧乏誠実ストーリー
そもそも、僕らは幼少の頃からありとあらゆるドラマや漫画や映画でお金にまつわる話を見ているはずです。
そんな映画やドラマや漫画では・・
大概の場合金持ちって言うのは悪いことをしているキャラが多いですよね。
そーいったものを繰り返し繰り返し見ていると無意識的に「金を稼ぐには悪い事するしかない」「金儲けは悪い人がするものだ!」という価値観が刷り込まれてしまうんです。
そうなると、どうしても思考プロセスそのものが
金儲け=騙す=グレーな事をするしかない。
というこれまで参考にしてきた思考プロセスに頼ってしまうのです。
だから、
本物は稼げない!グレーな事をしないと!
みたいな考えに至ってしまうんです。
ストーリーの力はマジで凄い効果があるのもわかりますね(笑)
実際、心理学や神経言語プログラミングの分野でも僕達人間はどうしても過去の体験を参照にして現在の減少をみる傾向があるのでそこから抜け出しにくいんですよね。
「頭では稼ぎたい!」
と思っても
「稼ぐ事は悪だからダメだ。」
と諦める人もいますが、稼ぐか稼がないか?の選択が違うだけで根底は一緒なのです。
稼ぐためには=ブラック・グレーな事をしなければいけない。
という価値観は。
それならば精神衛生上は稼がない方が豊かに生きられるんじゃないかな?
とも思いますが、それじゃ精神衛生上は少しストレスは軽減することができたとしても・・・経済的・時間的には自由にはなることができません。
そこからくる精神衛生上のストレスは避けられないかもしれません。
なので、
この考え方は変えた方がいいかもしれません。
とりあえず今、金がないから稼ぐために!というのならば別にいいかもしれませんが下手にこれで成功をしてしまうと、グレーなやり方意外の方法では稼げないと強く思い込んでしまうリスクは覚えておいてくださいね。
僕は別に
ブラックだから悪
グレーだから悪。
とは思っていませんし。
ただ、わざわざそんな事をするよりも感謝されながらその対価としてお金をいただけるようにしたほうがずっと合理的だなとは思いますけどね。
ただ即金でなんとか稼ぐなら
ブラックまでいくとつかまっちゃうからグレーでとどめておけばいいんじゃないかな?と思います。
「でも、そんな葛藤の状態から脱出をしたい!」
「もっと違う道はないの?」
と思うのならば・・・
ブラック・ホワイトを超えたビジネスモデル
を意識すればいいのではないかなと思います。
先ほども言いましたが、ビジネスというのは価値と価値の交換で何かの対価としてお金をいただいているわけです。
でグレーなビジネスの場合
・不安や恐怖を煽って販売し中身がないものを売る
・期待値を上げすぎてその期待以下のものを提供する
みたいなことをしがちです。
代表的なのは、「誰でも簡単に!」「あなたは何もしなくてもいい!ツールが勝手に・・」とか「成功者の真似すれば結果でます!」系のものですね。
本人の中で価値が生み出されたのではなくあなたが価値を無理に高めてしまってるんです。
しかも不安や恐怖を煽るだけのやり方は非常に危険です。
そして何よりも、目に見えるものの価値(機能的価値)しか提供していないところがキツイ
それならば、
不安や恐怖を煽るのではなく相手の中にある不安や恐怖を代弁した方がいいし、期待値をただあげていい事をいうのではなくマイナスの側面も伝えた方が顧客はコミットするので結果も出やすいのです。
そして・・信頼が得られます。
先ほどビジネスは価値と価値との交換
と言いましたが、商品やサービスから得られる結果だけしか交換するものがないと思っているから長期的なビジネスが構築できないんですよ。
信頼を積み重ねて商品やサービスを提供し対価としてもらうのです。
そして、商品やサービスの中身でまた信頼をエル。
こっちのほうが長続きします。
1人の顧客から1回しか商品やサービスが売れない。
のではなくて何度も何度もあなたから買ってくれるほうが最初の売上は多少低くても積み重ねるゴトに大きな差がうまれていきますから。
顧客と一緒に成長し進化をしていく。
そういうビジネスモデルを作ってしまえばいいのです。
つまり、顧客と共に目指すビジョンを創ればいいんです。
逆に言えば、欲しいだけのお金の価値をいただけるくらいのビジョンを・・・。
それならば例えグレーな商品だったとしてもですよ。
それを正確に伝えた上で新たな価値をそこに負荷することもできるはずです。(特典つけろとかコンサルつけろとかそういった話ではなく。)
あえて売らない事によって信頼を得て後の大きな売上につなげることも。
とにかく金を儲ける。
という考えそのものを一度外してビジネスというものを見つめなおしてみてください。
できる限り長期的な視点でビジネスを考えてみてください。
それだけで、あなたはもっと自由に楽に売り込みなんてしなくても売れるという状態を作ることができるようになっていくはずです。
ガツガツ売り込む。
これ超疲れますよ。
いつまでやりますか?って話です。
ある程度稼ぎがあるのならばさっさとやめて顧客と共に成長をするようなそんなビジネスを作った方が絶対にいいです。
そもそも
ブラックは法律に引っかかるので基本NGですけど。
※日本の何かを変えたいくらい思ってるのならば法律にだって立ち向かってもいいと個人的には思います。
グレーとかホワイトの境界線なんてないですよ。
この境界線を作っているのはあなたのマインドです。
自分は悪い事してるんだよなぁ~。
悪い事しないと稼げないんだよなぁ~。
と思ってるからグレーやホワイトとかいうのです。
何をやったって否定されるものは否定されます。
批判する人は世の中にはいます。
だからこそ、そんなものに負けないくらいの意義あるビジネスをしたほうがいいかなと思います。
そもそもビジネスにグレーもホワイトもない。
さて、今回はブラックとかグレーとか、騙さないとお金は稼げないみたいな投稿を見てそこに対して「いいね!」「俺もそう思う」系の投稿があったので少しでも見えている世界が変わってくれたらいいなと思って記事に取り上げてみました。
「え、でもあんたにそんな事言われる筋合いない!」
「でも、そう思ってしまうのだから仕方ないじゃん!」
と思う人もいるはずです。
ま、確かにそう思うとある意味気が楽になりますよね。
これまで通りの考え方ですから・・。
でも、そもそもビジネスで長期的に成果を出している人はグレーもホワイトとかも考えていないんですよ。
なぜなら、たとえ他から見たらグレーな事であろうとも、それは最終的に目指す世界や理念に通じるから・・
その過程として必要だからです。
なので、そもそもグレーとかブラックとかホワイトとか言ってる時点で”卑しい気持ちを抱えてビジネスをしている”という事を表しているんじゃないかな?と思うのです。
でも、逆に言えばそんなあなたは優しい人かもしれません。
明らかにヤバイ売り方ばかりしかしてないのに堂々をしている人もいますから・・。
そりゃ価値提供をするとなると考える事も増えるし本気にならなきゃいけなくもなりますからね。
でも、その葛藤がとれたほうがもっと気持ちを楽に楽しく仕事できませんか?
いい事をすればお金がはいってくる。
のはちょっと正確ではないんですけどそういう考え方に近づければいいですね。
とはいってもあくまで他人の僕が言ってる事。
なので、最後に僕がネットでビジネスをする上で非常に感銘をうけたインターネットでは世界No1のGoogleの理念を紹介しておきます。
僕は未だに何度もこれを読んでいますが、見れば見るほど新たなアイディアが湧いてきますのであなたも騙されたと思って読んでみてください。(現在はもっと高い理念を掲げているので昔のやつがあるサイトをシェアします。)
2,1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3,遅いより速いほうがいい。
4,ウェブ上の民主主義は機能します。
5,情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6,悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7,世の中にはまだまだ情報があふれている。
8,情報のニーズはすべての国境を越える。
9,スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10,「すばらしい」では足りない。