ワードプレスを本格的なオウンドメディアにしてインバウンド&コンテンツマーケティングのツールとして、はたまたSEOで上位表示を目指すのならば、それだけ投稿する記事数が増えコンテンツ内容の質を刻するのならば自ずと1記事あたりの画像も増えてきます。
下手すれば、1記事あたり100の画像を使う!
なんて事もあるかもしれません。(そうそうないと思いますが)
しかし、画像ファイルはある意味でテキストファイルよりもデータとしては重いので、画像は増えれば増えるほど読み込みに時間がかかってしまって重くなります。
一概に画像と言っても、画像にはファイル形式があって主にWEBサイトで使うのは
1.PNG
2.JPG
3.GIF
がありますが、上から順番にファイル容量が重いのですがPNG形式の画像が1記事あたり10個あったりすれば、テキストだけの記事に比べたら何十倍も重くなるのです。
例えGIFであろうともやはりテキストよりずっと重い。
ページを開くスピードが遅くなってユーザービリティーが遅くなってしまい、SEOの評価も低下してしまう可能性がないわけでもありません。
クリックしたのに・・・
「全然開かねぇ~~!よーし!戻る!」
みたいになってしまう可能性もあがるのです。
そこで、いかに画像の画質を落とさずにファイルの容量を落とすのか?が重要になってきます。そこで、ここでは自動でワードプレス内の画像ファイルを圧縮し軽量化してくれるプラグイン“EWWW Image Optimizer”のインストールから設定方法、そして使用時のポイントについて解説していきたいと思います。
1.プラグインを使う問題点と画像圧縮サービス
さて、今回は画像の解像度を落とさないようにしながら画像ファイルそのものを圧縮するプラグイン “EWWW Image Optimizer”のインストールと設定方法について図解で解説をしていくのですが・・・
まず覚えておいてほしいのは基本的にはプラグインそのものはワードプレスを重くする要因になるし、それに・・・実はこのプラグインは数あるブロガーが大絶賛ではあるのですが、、、
圧縮率はそれほど高くはないのです。
だから、圧縮したいと本気で思っていて軽くしたいのであるならばプラグインで全自動で圧縮するよりも、アップロードする前に画像圧縮のサービスを使ったほうがいいです。
このウェブサイトではドロップアンドドロップでアップする前の画像を無料で圧縮することができるのですが、EWWW Image Optimizerを使うよりも圧縮率は高く軽量化できます。
効率を目指すのならばEWWW Image Optimizer!
効果を目指すのならばTinypingを使うのがいいかもしれません。
または、これからはちゃんと1つずつ圧縮するから・・過去の画像をとりあえず圧縮してくださいよぉ。
という場合はEWWW Image Optimizerで過去の画像を一括圧縮してプラグインを削除をして記事を更新するごとにTinypingで丁寧に圧縮していけばいいでしょう。
※その場合は、初期設定は無視して一括圧縮編をご覧になってください。
2.EWWW Image Optimizerの初期設定
それでは、早速EWWW Image Optimizerのインストールをして初期設定をしていきましょう。
プラグインのインストールに関しては、ワードプレス装備!プラグインのインストール・停止・削除の仕方と注意点の記事を見て実践してください。新規追加のところで「EWWW Image Optimizer」で検索をしてください。
それでは、インストールをし有効化をしたところから初期設定をしていきましょう。
2-1. 管理画面の設定から「EWWW Image Optimizer」を選択
管理画面の「設定」の中に「EWWW Image Optimizer」という項目があるのでクリックします。
※EWWW Image Optimizerが有効化されてないと、設定の中に出てこないので、出てこないときは停止中になっている可能性があります。
もし、有効化をしていないのならばプラグインの中の「インストール済プラグイン」をクリックして、EWWW Image Optimizerが有効化されてるか確認しましょう
「設定」の中にある「EWWW Image Optimizer」をクリックしてみると、このような画面が出てきます。
一見、難しそうな画面が出てくるので、びっくりしますが、ここにある①~④までが設定する必要があるものなので、①から順に説明していきますね。
2-1-1.基本設定
基本設定では、言葉通りEWWW Image Optimizerのプラグインの基礎となる設定をしていきます。
① 基本設定
まずは一番左のタブの基本設定から見ていきましょう。この基本設定のところではやることは一つだけです。「メタデータ削除」のところにチェックが入れてください。
※たぶん、すでにチェックが入ってる可能性大です。が、念のため、確認してくださいね。
この「メタデータを削除」に設定しておくことで、画像ファイルにくっついてる不要なメモなどを自動的に削除してくれます。
チェックをいれたら、一番下にある 変更を保存 ボタンをクリックしてください
2-1-2.高度な設定
高度な設定では、圧縮する際にどれくらいの画質をイジするのか?最適化されていない画像を自動圧縮するスケジュールなど、細かい設定をすることができます。
2-1-3.リサイズ設定
リサイズというのは、画像をアップロードする際に必要のない画像の大きさでアップロードしてしまってファイル容量を大きくしないように画像サイズを自動的にサイズ設定をすることができるなどの設定をすることができます。
2-1-4.変換設定
変換設定では、画像を圧縮した際に元の画像を削除するか?ファイル形式を変更するのかなどの設定をより詳細な圧縮する設定をすることができます。
・・・以上4つの設定をすると完了です。ただし、ここで解説した設定例はあなたがワードプレス内のをどう使うのか?によって変わってきます。あくまでここで解説した設定は一般的な設定です。
例えば、PNG画像はぜったいに使わないのであるのならば、画像のファイルサイズは減りますが画質をあげたり透過した画像を使いたい場合はチェックをいれないなど、ご自身で設定は変えたほうがいいかと思います。
3.過去の画像を一括圧縮する方法
では、一括で過去にアップした画像を最適化(圧縮)する方法について図解で解説していきましょう。それほど難しくないので今すぐやっていきましょう。
まず、最初にワードプレスの管理画面のメディア項目の一括最適化をクリックしましょう。
クリックすると下記のような画面が出てきます。
まず、オレンジの部分にあなたのブログにどれだけの画像がアップされているのかが表示されますが、圧縮には関係ないのでそのまま 最適化されていない画像をスキャンする ボタンをクリックしましょう。
すると、少し画像のスキャンをするので待ちますが待ったら下記のページに移動をします。
画面が切り替わったらオレンジの部分をチェックしましょう。この数が多いほど最適化をした時の時間が長くなるので覚悟しましょう。(今回の事例では、0だったのですが最適化を強制したので1681個の画像になってしまいました。)
最適化(圧縮)が完了したら下記のような画面が出てきます。
青のメーターが100%になっているのがわかりますね。これにて圧縮は完了です。
ちなみに1681個の画像の圧縮に3分程度で完了しましたので、もしかしたらそれほど時間がかからないのかもしれません。
以上で一括圧縮は完了になります。
画像の圧縮はユーザービリティーの向上につながる
ワードプレスに限らずサイトでは表示速度やユーザービリティーの向上のためには絶対に必須です。
そのために画像の圧縮は最もシンプルで簡単な方法でもあります。
ただ、サイトの表示速度そのものがSEOの評価につながるというのは、必ずしもそうではないのはWordPress高速化が実はSEOに全く関係なかった!本当に軽量化すべき1項目の記事で解説しています。
が、ユーザーの利便性の向上には必ず必要になってくるのでしっかりと画像を圧縮化しましょう。