「オンラインコミュニティーを作りたい!」
「でも、どういうプラットフォームがいいんだろう?」
「いや、そもそもどういったコミュニティーを作ればいいの?」
オンラインスクールやサロンなど、オンラインでコミュニティーを構築するためにはいかに強い関係を構築するかが長期的な収益を生み出してくれます。
商品やサービスは簡単に浮気はされますが、コミュニティーは去る事ははるかに困難です。
僕は以前、Google+でオンラインコミュニティーを運営していましたがコミュニティーの存在が顧客と運営側をつなぐ強力な絆になっていました。
しかし、ただ単に運営しても意味がありません。
そこで僕が当時参考にした海外の熱狂的なコミュニティーを構築するための手順というものがあります。
ここではその中のキモとなる効果的な4つのヒントについて説明します。
オンラインコミュニティの真のメリット
オンラインコミュニティーの価値は、運営側と参加者をつなぎ、共通の目的を持つ参加者同士が「場」を共有し相互作用をおこすことにあります。
よりパーソナルな質の高いサービスを提供したりする場合もありますが、基本的にこの「共通の目的をもった人達のつながり」「目的を共に遂行する仲間」によってコミュニティー化されているので、その場から離れることが難しくなるわけです。
オンラインコミュニティーは、あなたの場に引き寄せて従来の製品やサービスだけの接点ではなく、場によって価値を提供する手段として機能するのです。
このオンラインコミュニティーによってコミュニティー参加者やブランド価値をより高めてくれるようになっていくでしょう。
コミュニティーに対する強い共感、コミュニティー内でおこる共有をすることによって価値を生み出しているのです。
「猫好きには悪い人はいない」というように共通点によって仲間が集まり新たな顧客を引き寄せただ単に商品やサービスを提供するのではな「信頼関係」をはぐくむことによって長期的な関係を作ることができるのです。
プラットフォームを選ぶ前に…
このように非常にメリットの多いオンラインコミュニティーですが、ただ単にSNS掲示板があればいいのか?といったらそうではありません。
重要なのはどんなコミュニティーにするのか?によってプラットフォームを選択すべきです。
しじでオンラインコミュニティーをビジネスに取り入れる際に効果のあるものだけを厳選して紹介していくので、「オンラインコミュニティーで何をするのか?」の参考にしてその上でプラットフォームを選んでください。
あらゆるビジネスのためのオンラインコミュニティを作成する方法
オンラインで強力な専用コミュニティを構築するには当然時間がかかります。一夜にしてコミュニティーが完成された状態になることはできません。
しかし、以下の戦略を使用して、これらのコミュニティを長期にわたって発展させ、育てることができるでしょう。
1.サイトでメンバーのコンテンツを共有する
・コミュニティーでコンテンツをSNS上でシェアをする
・コンテンツ(知識)を共有する
ソーシャルメディアだけでなく、Webサイトでユーザー作成コンテンツを共有することは、オンラインでコミュニティを構築したいときに、最も簡単で効果的な場所の1つです。
ただコミュニティーを作るのではなく、共通の目的、共通言語をもつと我々人間は強く他者とつながる傾向があります。
共通の知識はコミュニティーをつなぐ媒介になるのです。
そして、コンテンツはあなたが顧客を大切にしていることを示しており、他のユーザーを引き付けることができる説得力のある社会的証拠としても機能します。
コンテンツというのは知識だけではありません。
例えば、Sephoraはこの戦略をさらに一歩進め、人々が製品を身に着けている、または製品を直接サイトに適用している写真やビデオをアップロードするように人々に勧めています。
これらの写真は商品ページに掲載され、潜在的な買い物客はSNSなどで検索して、その商品がどのように見えるかを探すのです。これは、視聴者に信じられないほどの価値を提供する強固なコミュニティの作成に役立ってます。
また、Magic Streamのような教育サイトやチュートリアルサイトでは、新しいトリックを学んだ後に自分自身のコンテンツを共有したり、行き詰まっているところやアドバイスを求めているところを示すビデオを共有したりすることをユーザーに促すことができます。
どちらもコミュニティー意外で価値ある社会的証明にもなっているのです。
この戦略は、一般ユーザーに向けての社会的証明になるだけでなく、コミュニティーメンバーがシェアをする起爆剤になる事で強いつながりをうみます。そして、一般ユーザーはそういった強いつながりのあるコミュニティーに参加したいと思う可能性も高くなるのです。
2.ディスカッション用のフォーラムを作成する
ディスカッションフォーラムは、2つの主な理由でオンラインコミュニティの構築に不可欠です。価値を提供する場所を提供することと、ディスカッションを生成することです。
最終的な理想は、フォーラム内に業界の初心者と専門家が集まるようにすることです。ディスカッションフォーラムはグループをアクティブに動かし関係者全員に撮って価値ある議論をします。
メンバー同士が互いを認識して、互いの関係を構築していくのです。
これらのフォーラムはさまざまな形をとることができます。たとえば、Amazonには他のユーザーからの質問に喜んで答えるオンラインのメンバーコミュニティがあります。多くの場合、公式の代表者が意見を交換しますが、他のコミュニティからの回答が最も高く評価され、信頼されています。
他のサイトは、ブログのコメントセクションで会話を生成しようとします。これを簡単に実装するには、Facebookが動画Webサイトで共有する個々の動画にコメントできるようにし、YouTubeに表示されるのと同じようにコメントセクションを作成することです。
これにより、他のユーザーが質問をして答え、関係を構築することができます。
Facebookグループは、実際のサイトに実際に設定するために時間やお金をかけずにディスカッション用のフォーラムを作成し、それらを公開したい場合のオプションでもあります。
Facebookグループを利用する
Facebookグループは、より多くの企業がコミュニティをオンラインで育成するために使用すべき優れたツールです。多くの企業や個人が、顧客やコミュニティの人々と情報や知識を共有するためのサポートスタイルのグループを作成しています。
オンラインコミュニティを成長させることを目的としてFacebookグループを作成する場合は、Facebookグループを有料サブスクリプションの一部としてつけましょう。
グループの管理と質問への回答をして活性化させていきます。そうしてアクティブなグループになれば、コミュニティの構築は非常に有益なものになります。もちろん、最初は時間がかかります。
EllusionistのMagic Streamはいい例です。彼らは毎月ビデオサブスクリプションを提供して人々に新しい手品を教え、彼らのパブリックグループは新しいアップデートやその他の関連ニュースを共有しています。メンバーは、新しいトリックを学ぶためのお気に入りの方法などを共有して、価値あるコミュニティを構築します。
このようなグループを運営するだけで利益を得ることができるので、無理にセールスなどをする必要がなくなります。Facebookグループそのものを有料にすることはできませんが、パッケージの一部にすることによって成約率(CVR)をあげる効果もあります。
3.ソーシャルメディアでライブディスカッションを推進する
サイトのフォーラムであろうとFacebookグループであろうと、海外ではオンラインコミュニティーを1か所だけに配置するべきではないという考え方が常識です。
アメリカでは複数のプラットフォームを使用して、新しいメンバーとのディスカッションを生成し、ブランド認知を構築するアプローチをしています。
そして、ソーシャルメディアは、そのための優れたチャネルでとして利用されています。
Netflixは、ハッシュタグ【#DVDchats】を使用して毎月のTwitterにホストします。そこでは、特定のジャンルの映画に参加するよう招待さされているのです。
視聴者のメンバーはお気に入りの映画を共有したり、提案を求めたり、チャットホストはNetflixのDVDプランで現在提供されている映画を推薦したり、サブスクリプションを宣伝したりできます。
多くのチャット参加者が定期的にチャットに現れ、その外でもブランディング活動をしてくれるのです。
FacebookやInstagramでQ&Aをライブで行うことは、業界の専門家の有無にかかわらず、別の優れたオプションです。
事前にコミュニティーメンバーに質問し、質問をライブで確認し、生放送でリアルタイムに回答します。公開したくない場合は、代わりにユーザーからの質問に基づいて短い動画を作成することもできます。
4.コミュニティがビジネスに影響を与えるようにする
コミュニティのメンバーは、彼らがあなたのビジネスをどのように認識しているか?について色々考えているのですが、それを提供してもらう事によって新たなソリューションの改善・サービスの提供ができるようになります。
つまりオンラインコミュニティー内で彼らに「もっとよくなる方法」を吸い上げてよりよい企画やサービス提供をリアルタイムで作ることができるのです。
メンバーは自らの案が採用されているので当然ですが企画に参加してくれるし協力もしてくれるようになります。
「最も見たい新機能は何ですか」
「何かしたいことありますか?」
「どんな問題や悩みがありますか?」
「もっとよくなるとすれば何がありますか?」
など、特定の質問をメンバーに尋ねることができます。
これは、あなたの強いファンであるメンバーから、どのようにあなたの顧客をより幸せにすることができるかを知ることができる素晴らしい方法です。
これは新たなビジネス、より強力なファンを作る非常に有効な手段です。新しいアイデアやフィードバックをまったく求めていない場合でも、グループディスカッションを見て、顧客の苦痛とは何か、彼らが何を求めているのかを知ってください。
結論
オンラインで強力で熱心なコミュニティを構築することは、eコマースビジネスでさえ、定期的に顧客と直接対面する交流がないというリアルビジネスに唯一負けている部分を補填することができます。
そして、使い方によってはより強力な媒体にすることもできるのです。あなたと顧客の心理距離を埋めて新たな顧客を集め、そして何よりも新たなビジネスアイディアがうまれるのです。