自分なりに価値があると思ってるコンテンツを一生懸命書き続けたのにブログやサイトのアクセスが増えない・・・突然アクセスが伸び悩んでしまったけど、もっと上を目指してアクセスを増やしたい。
しかし、どうすればいいのかわからない。
そういう時、ついつい新しい手法や情報を求めてしまうかもしれませんが、ある程度基礎を抑えてブログやサイトを運営しているのならば新たな手法など求めたりせずに現状分析をしたほうがアクセスは激増する場合がほとんどです。
実際、僕のクライアントさんもそうでした。
なぜ増えないんだ!
と言って違う手法とかテクニックとかを磨いたり裏技みたいなものを探す。
そういう人ほどアクセスは増えません。
そうではなくこれまでの軌跡を見なおす事。
100記事書いて100アクセスだったとしてもそれは素晴らしい結果で、その結果から次の方向性を定め、見出し改善を加えるだけでSEOの順位をあげてアクセスを激増させる事ができるのです。
そのためには現状分析をしっかりして解決策を見出す事。
が大事です。
そこで、ここではブログやサイトのアクセスが増えない、思うように伸びない現状分析から原因を究明して解決をするための方法をステップバイステップで解説をしていきます。
1.ブログのアクセスが増えない時・伸び悩む時の2つの解決策
まず、ブログやサイトを必死こいて作って頑張って価値あるコンテンツを書いたりしても、アクセスが増えない時や伸び悩む時には主に2つの選択肢を突きつけられる場合が多いです。
初心者の場合は、
・このまま書き続けるか?
・やめるのか?
ですね。
ある程度、やっている人やマインドの重要性に気づいている人は
・このまま書き続けるか?
・ほかの方法を探すのか?
※ブログではなく他の媒体を使うか
※違うテーマでブログをやるのか
という二択になる場合がほとんどです。
もちろん、これはどれを選んでも方向性としては全然いいし最終的に何を選ぶのもそれはあなたの自由。
が、ただ覚えておいて欲しいのは何を選択するにしても
“なぜうまくいかなかったのか?”
“なぜうまくいったのか?”
を知っておくことは非常に大事だということです。
どうすればうまくいくのか?
を探すためには方法論やテクニックを学ぶよりも、実践しフィードバックを得ることのほうがずーっと見つけやすくなります。
そのため、ある程度行動したのならばやめるとか?他の方法は?の選択の前に、
・分析をするか?
・このまま書き続けるのか?
この2つの選択をすることをオススメします。
SEOで上位表示をするためには、サイトの更新を続けることによってサイト全体評価が上がってこれまで上位でなかった記事が上位にあがることがあるし、記事を書き続けて成功体験を積み重ねると感覚的にアクセスを集めるコンテンツの書き方もわかることもありますから。
そうやって考えると分析なんか徹底的にやらず、ある程度にしてで書き続けようぜ!
というのもアリなわけです。
なので、今あなたがアクセスに伸び悩んだり、頑張ってもアクセスが増えないのであるならばある程度の分析をして“うまくいかなかった理由・要因”を探してみることをオススメします。
それがわかれば・・・あとはその要因を取り除くだけです。
では、具体的にどのように要因を見つけ出すのか?
2.アクセスが増えない要因を発見!データ分析手法3ステップ
それでは、実際にアクセスが増えない要因をみつけだすための方法をステップバイステップで解説をしていきますが、この方法をやるためには以下の2つのツールが必要です。
1.GoogleAnaritics
2.Seach Console
ちなみに、この2つのツールを使ってないと分析のしようがないので、導入していない方は今すぐ導入して数週間後に取り組んでください。
では、実際にやってきましょう!
STEP1.Seach Console分析
Googleのサーチコンソールは、あなたのウェブサイトやブログがGoogleの検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視したり管理することができる無料のツールですが、まずはこれを使用していきます。
今回は検索エンジンからの分析になるので、
検索トラフィック>検索アナリティクス
をクリックして検索アナリティクスのページを表示していきましょう。
そしたら、
□クリック数
□表示回数
□CTR
□掲載順位
○クエリ
にチェックマークをいれてください。
※更に細かいデータをチェックしたいのならば、”◯日付“にチェックをいれて“期間を比較→過去28日“を選択すると変動もチェックすることもできるので詳細を調査したいならば設定することをオススメします。
すると、
あなたのウェブサイトやブログで検索され表示されているキーワード
そして、
・クリックされた数
・表示された回数
・CTR
・掲載順位
が表示されるはずです。
一度、あなたも見てみてほしいのですが、これだけでも随分あらゆるデータをとることができるでしょう。代表的なのはサイト全体の検索順位とかキーワード毎の検索順位とかですが、組み合わせによって色んなことがわかります。
例えば・・・
・表示回数が多いのにも関わらずCTR(クリック率)が低い。
・検索結果が2ページだけど表示回数がかなり多い。
・狙ってないキーワードで検索されている。
などなど見えてくるものがあります。
検索結果が2ページ目だけど表示回数がかなり多いということは、「ある程度検索されるキーワードで、ユーザーが求めるコンテンツを1ページ目に存在しない」可能性が高いです。
この場合は、Googleのキーワードツールを使って月間検索回数とライバルサイトをチェックすれば”ライバルと違う切り口で書くか?orボリュームアップして検索上位を目指すか?”の道が見えてきます。
まずは、このデータをみて気になるところをチェックしておきましょう。
見て貰えばわかるようにSeachconsoleでは、ユーザーが検索をしてからあなたのサイトを閲覧する瞬間までのデータを分析することができます。
更に・・・
STEP2.Google Anaritics分析
できるのならば、詳細な現状分析をするのならばGoogleAnariticsを使っていきましょう。
さきほどのサーチコンソールとは違いアナリティクスでは
・サイトにアクセスしてからのデータを解析
することができるツールで、Webサイト運営上では必須のツールです。
細かくいうと、
・サイトの訪問者数
・訪問者はどこからきたのか
・pcかスマホどちらが多いか?
などのデータ計測に使う場合が多いのですが、使い方によってはかなり細かいデータ計測もできる非常に優秀なツールです。
で、ここではSeach Consoleで得たデータからさらなる詳細を分析をしたり、そのまま使ったりしてデータを解析していきます。
Step2-1.サイト全体データを解析
では、まずはSeachconsoleと同じようにサイトサイト全体内にある記事毎のデータ解析の仕方から解説していきましょう。
それでは、まずはアナリティクスページにいき解析したいページを選択してください。
そして・・・・
左側のメニューから
行動>サイトコンテンツ>ランディングページ
を選択すると各種記事を分析するのにとくに必要なデータがでてきます。
・セッション
・直帰率
・平均セッション時間
・ページセッション
などですね。
これらのデータはあなたの記事がどれくらい読まれているのか?を調査するのに参考になるデータです。(更に解析をしたいのならばスクロール計測ができるタイマーリスナータグを活用すれば詳細な購読率までも計測できる。)
Seach consoleとは違ってサイト全体の記事1つ1つを一覧で調査することができます。
Step2-2.記事毎の詳細データを解析
そして、次に記事毎の詳細なデータ解析の仕方をするために、サイトに訪れてからのデータをこれはSeachConsoleで得たデータを詳しく分析する時に使っていきましょう。
たとえば、SeachConsoleで検索順位が低下した記事があったとします。
そういう時、、、
まず、上の画像のように
行動>サイトコンテンツ>すべてのページ
をクリックしていきましょう。
すると以下のページが表示されるはずです。
そしたら、赤枠のフォームのところに調査したい記事URL後半部分のパーマリンクの部分を入力してエンターを押しましょう。
たとえば、
http://123.com/567/abc.com
上のURLならば、「/567/abc.com」の赤文字の部分“”をコピーして貼り付けてください。
すると以下のページのように検索結果が表示されます。
ここで調査したいページそのものの購読に関するデータが表示されます。
これだけでも十二分に参考になるのがわかるはずです。
更に詳しいデータを調査したいのならば・・・
その他
をクリックすると、より詳細なデータを分析することができます。
たとえば、
集客>キーワードを選択していきましょう。
するとそのページがどのキーワードで検索されていて、それぞれのキーワードの講読率に関連するデータが出てきます。(Seach consoleでも記事毎のデータを抽出することもできます。)
これにより、
ユーザーがあなたのウェブサイトやブログに、
・一体どのキーワードで検索し
・どれくらいの人が検索結果を見て
・どのくらいの人がサイト・ブログを訪れ
・その後に記事をどれくらい読み
・どのようなアクションをしたのか
までを知ることができるのです。
この流れがわかれば、一体どの部分を修正・改善していけばアクセスを集められるのかがわかってくるかと思います。
他にも、さきほ解説したようなスクロール計測やコンバージョン設定などを利用したりなど、色々アナリティクスの機能を使えば更なる分析をすることができますがこれだけでも改善点は「なぜ、アクセスが増えないのか?」の要因は見えてくるはずです。
そして・・・
STEP3.各種データを一覧にしてみる。
もちろん、すべてのサイトをデータ化しても疲れるだけですが、自分が調べたいページやキーワードから検索流入の一連の流れを知りましょう。
さきほども言いましたが、ここまでの分析で
・一体どのキーワードで検索し
・どれくらいの人が検索結果を見て
・どのくらいの人がサイト・ブログを訪れ
・その後に記事をどれくらい読み
・どのようなアクションをしたのか
がわかるようになるはずです。
つまり、あなたのサイトに訪れている方・いない方までもデータ解析をしてくれているので一体どの数値を改善していけばいいのか?がわかるのでどの部分を改善すればアクセスを増やすことができるのかがわかるようになるのです。
と、言ってもそれぞれのデータが何を表すものなのか?
がわからないと、どうすればいいのかが見えてこないので表にして解説しておきましょう。
・平均検索順位
Googleの検索結果に何番目に表示されているのか?を表す数値
・表示回数
あなたのページにリンクする検索結果が何回見られたのか?
・クリック数
あなたのサイトや記事のタイトルや説明文を見てクリックされた数
・CTR(クリック率)
表示された人の何パーセントの人がクリックしたのか?
・ページビュー/セッション
次のページに移動した人がどれだけいるのかを計測できる。
・平均セッション時間
どれくらいの時間あなたの記事やサイトを閲覧したのかを表す数値(PVが高いほど正確)
・直帰率
ページを訪問後に他のページにいくことなく離脱した割合
これによって、何を改善すればアクセスをあつめることができるのかがわかるのです。だいたい、この数値を調べるだけでわかってきた方も多いのではないでしょうか?それでは、ここから最も代表的なデータ分析と改善方法を5つ紹介していきましょう。
3.分析したデータからアクセスを増やす5つの改善方法
もちろん全てのデータを取得する必要はありません。
一体どの数値にフォーカスを向けてデータを取得すればいいのか?がわかにくいかもしれないので、代表的な改善点がみえるデータと一緒に改善するポイントを解説していきましょう。
3-1.狙ってないキーワードの存在
サーチコンソールの検索アナリティクスのデータを見ていくと、「あれ?このキーワード別に狙ってないけど表示されて見られている」というキーワードが出てくることがあります。
現在の検索エンジンではコンテンツの内容そのものを理解する力がかなり増しているので、内容にマッチしていれば検索結果に表示されはするのですが、狙って書けば上位表示の確率はあがるでしょう。
狙っていないキーワードで表示されるのならばそのキーワードで記事を書く。
ことでより確実に上位表示を勝ち取ることができるでしょう。
もちろん、すでに20位以内にはいっているのならば、その記事そのものを上位表示すればいいですしキーワードツールをつかっても全然検索されていないアクセスが見込めないのならば書く必要はあいrません。
・狙ってないキーワードが
・検索順位20位以降で
・アクセスが見込める
場合は、より確実に上位表示をすることができるようになるはず。
すでに上位表示をされているわけですから、そのキーワードに特化したコンテンツを書けばより確実に上位を勝ち取ることができるはずです。
3-2.CTA(クリック率)が低いタイトルを見なおす。
検索結果であなたのページが表示されどれだけの人があなたのサイトやブログを訪問したのかを表すCTAですが、この数値が高かったり検索順位が上位ならばいいのですがあまりにも低い場合には、タイトルを見直したほうがいいです。
検索結果に表示されてもクリックされない。
のはタイトルと記事やサイトの説明文(ディスクリプション)が魅力的でないからです。
実際、コンテンツ内容が良質で検索順位が一瞬上がってもCTAの低いサイトやブログ記事は、読まれさえしていない状態なので最終的に検索順位は低下していく傾向があります。
だから・・逆にCTAがあがると上位表示されやすくなる。
そのため、CTAが低い場合はCTAをあげればいいのです。タイトルの作り方に関しては、◯◯の記事で詳しく解説していますので参考にして作り直してみてください。
3-3.直帰率・閲覧時間が極端に少ないならまずは導入を
CTAもそれなりにあるけど、直帰率や離脱率が高く閲覧時間も短いのならば可能性として記事そのものが読まれていない可能性があります。
そして、もっともユーザーが読むか読まないかを決定するのが・・
最初の導入の部分です。
ここで「読まなきゃいけない」と思わせられないと読まれません。
他にもアイキャッチ画像を変更するなども考えられますが、基本的には導入を読まずにはいられない状態にもっていく導入を作るのがベターです。
コンテンツをなおす時に、大体の人は全部を直さなきゃ!
と思いがちですが、まずは導入を変更するのが基本です。
長すぎず短すぎず読み進めずにはいられない導入に変えていきましょう。
今までのデータを見ると導入は、◯◯◯の記事にある項目の中のひとつだけでもいれると読み進める心理がうまれやすいのでぜひ取り入れてください。
もし、より正確にデータをとりたいのならばスクロール計測の導入をオススメします。
3-4.ライバル調査をしてみる。
ただ、ここまではあなた自身が自信をもって価値あるコンテンツを作ってそれが認められていると実感できている場合です。
もし、そうでないのならば・・・
コンテンツの内容をバージョンアップしていきましょう。
また、スクロール計測で離脱している部分から修正していきましょう。
どうやってバージョンアップをすればいいのかというと、もっとも簡単な方法がライバルを調査することです。ライバルのコンテンツを見て比較をすれば上位のコンテンツを上回るヒントが手に入るので調査してみてください。
上位を目指すためにライバル調査は必須です。
これをやっていない人ほど結果がでないというくらい。
主に意識するのは以下の5点です。
・コンテンツボリューム
・違う視点でかけないか?
・至らない部分はあるか?
・真逆の主張はできないか?
・より具体的に丁寧にできないか?
これらの項目を、クリアできるコンテンツを作ることができそうならば、今すでに投稿しているコンテンツをバージョンアップしていきましょう。
ただ、当然ですが・・・これはある程度の検索順位があるけど伸び悩んでいるキーワードのコンテンツに限ります。
3-5.改善策が見当たらない場合
これらのデータを見ても改善策が見当たらない場合もあるかもしれません。数値的にある程度問題はなさそうだけど、ただ上位に上がらずアクセスが増えないという状態ですね。
この場合は・・あきらめましょう!
ではなく、以下の項目をチェックしてみてください。
・重複してるキーワードで書いたコンテンツはないか?
あるのならば、一方を削除したりひとつのコンテンツにまとめてください。
・類似のキーワードを変えられないか?
類似のキーワードでタイトルやコンテンツを見直すことで上位にあがることもあります。
(ライバルの少ないキーワードに変更するほど確率は高くなります。)
・サイトボリュームはどうか?
ライバルが多いキーワードで勝負をしているのならばサイトボリュームと評価も影響しますのでコンテンツの量を増やすことで検索上位になりやすくもなります。
◯◯で記載している、SEOの基本的な設定がある程度できているのならば、ここまで調査をすれば、これからどういう行動をしていけばいいのかがわかるはずです。
ここまでチェックして方向性や改善点が見つからないのならば
・コンテンツ力
・取り組む姿勢
・コンセプト
そのものが誤っている可能性があるので、設計の仕方からゼロスタートしたほうがいいでしょう。
最後に
さて、いかがでしたでしょうか?
これだけの分析をするだけでもありとあらゆる改善点が見えてきたのがわかるはず。あとは、その至らない部分にメスをいれてテクニックを取り入れていけばより確実に上位表示をすることができるはずです。
ただ、あくまでこれはロジカル的な分析法だということは覚えておいてください。
何も問題がなさそうだったとしても・・・あえて問題点を探しましょう。
たとえば、
自分にとっては価値があるコンテンツでも実はそうではないんじゃないか?みたいに。
その姿勢が次にどうすればいいのかというのが見えてくるし、諦めるにしても理由や原因を知った上で諦めるので次になんらかの形でその経験はいきてくるはずです。
だからこそ!しっかりとデータ分析をしていきましょうね!