グーグルガイドラインに沿ったSEOの施策をホワイトハットSEOといい、ガイドラインに沿わないSEO対策をブラックハットと呼ばれています。
ブラックハットSEOはガイドラインの中でもペナルティーをうける項目なので、よくブラックハットに関連する手法というものを全般的に
「よく危険だ!」
「やってはダメだ!」
と思われがちです。
しかし、ただ単にブラックハットはダメだ!とそれっぽい方法に対して拒絶反応をただ示すのはもったいないのかもしえれません。ブラックハットSEOというのは検索順位を不正に操作をしようとする手法ですが不正にならなければいいともいえるわけです。
では、今回はブラックハットSEOに関しての解説とブラックにならない手法。ブラックではないけどオフホワイト的な手法も考察をしていきたいと思います。
知らず知らずのうちにブラックハットにならないためにも、ブラックハットSEOを恐れて何もできなくなるようにならないためにもぜひ最後までご覧になってくださいね。
1.ブラックハットSEOとは?
ブラックハットSEOというのは、ブラック・ホワイトハットSEOの違いから学ぶ上位表示の施策の記事で解説したようにGoogleが提示しているガイドラインに違反をし、SEOで評価される基準を意図的に高評価に近づけるための手法のことを言います。
Googleの社員に
「私はユーザーの利便性のためにこういう施策をしています。」
と堂々と言えるかどうかがポイントになってくるのですが、昔は検索エンジンのアルゴリズムに穴が多くたとえコンテンツの質が低くても穴をつけば上位表示が可能だったのです。
しかし、度重なるアップデートによって現在は意図した検索上位表示はされなくなり、重度の施策をする運営者に対してはペナルティーを与えられるようにもなりました。
それがブラックハットSEOです。
では一体どういった施策がブラックハットなのか?これには主に分類すると2つの手法があります。
1.内部的なブラックハット
2.外部的なブラックハット
ここに関してはグーグルのガイドラインに関する記事を見てもらえばわかりやすいのですが、ブラックハットとなりえるのは外部的なブラックハットです。
つまり、コンテンツよりもリンクです。
コンテンツでブラックをやろうとすると自動ペナルティーに引っ掛かりコンテンツ評価そのものが低下してしまいホワイトの基盤が崩れてしまいます。
どういうことか?
2.ブラックハットSEOを成功させるなら・・
確かにブラックハットSEOは基本的にやることは推奨してるわけではありませんし僕自身もまともにやったことはないです。相当強力なライバルの中でも本気で上位表示を目指さないのならばやる必要はないでしょう。
実際、僕自身はこのブログ自体はライバルが多いSEOなどのキーワードはコンテンツだけでどこまで食い込めるのかを調査するためにやっているのもありますが・・ただ、本気でやるのならば考慮にいれてもいいかもしれません。
ただ、当然ですがこれは、
ある程度のホワイトハットでの基盤が必要になります。
・コンテンツ力
・自力でリンクを集める努力
をしてある程度基盤をするのが何よりも先です。
例えば、スパムコメントやトラックバックではなく純粋にコメントをし運営者に紹介されるようなコンテンツが詰まったサイトを作って紹介されるようにする、PPC広告でバズをおこす、TwitterやFacebookを運営してファンを増やすなどなどやれることは山ほどあります。
そういった基盤が出来てからならばブラックハットもありといえばありです。
もちろん、リンクを買うって言ってもしっかりと紹介してもらえるようにするのは当たり前です。
不自然なリンクを集めたって無意味ですから。
また、コンテンツも一緒で転載やオリジナリティーがないのがダメではありますが、だからって完全NGというわけではなく、工夫をすればパクってもオオリジナルになるようにすることもできたりもします。
それは今はいいかもしれませんが、とにかくブラックがただ単にダメ。
という考え方は違いますからね。
不自然でなく自然であれば、しっかりとした土台があるのならばホワイトが強くなるのでちょっとくらいのブラックを混ぜてもオフホワイトや薄いグレーにすることだってできるはずです。
実際、Googleの評価の高い被リンクの多い中古ドメインを使って価値あるコンテンツを作って1ヶ月未満で上位表示をするサイト運営者はいますから。
あくまで基盤はホワイトハット!
それを忘れなければ、ブラックでさえも効果を表すことも可能だということはお忘れなく。まぁ何事もやりすぎには注意が必要ですけどね・・・不自然になってしまいますから。
しかし、絵の具のように大量の白色の中に多少の黒をいれるくらいならばオフホワイトになるように、ブラックSEOの項目全てがダメというわけではないのです。
大事なのは自然にすることです。
3.ブラックハットSEO被リンクの付け方
先ほども解説したようにブラックハットSEOは主にリンクに対してのガイドライン違反で、実際にペンギンアップデートは正に不自然なリンクを排除するアップデート。
しかし、だからといって悪気がなくともついついやってしまった事がブラックになってしまった!という状態にならないためにも、しっかりとホワイトハットをやった上でもっと効率的・効果的にSEOで上位表示をしたいと思っているあなたのためにブラックにならない被リンクの特徴をまとめていきましょう。
3-1.必要性・必然性
例えば、ダイエットに関連するコンテンツからビジネス関連の記事を紹介する必要性はあるのか?と言われたら多くの方がNOと答えるように、関連性のないジャンルサイトにリンクを貼ることは基本的にあり得ませんよね。
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とリンクを貼るなんておかしすぎます(笑)
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ならばまだアリかもしれません。
このように被リンクを送る際はなんらかの必要性や必然性があるはずですが、これがないと「なんで?」と思われて疑われる羽目になりかねません。
逆に、同ジャンルのサイトでも全ての記事でリンクがある。
というのもおかしいです。
ネット上にはありとあらゆる情報があるのにも関わららず、常に1つのサイトが毎回紹介する必要なんてあり得ませんよね。もし、そうならばもうちょっといろんな人が紹介をしているはずです。
つまり、必要性・必然性のないリンクは基本的に怪しまれるということですね。
3-2.アンカーテキスト(リンクテキスト)
アンカーテキストというのは、一言で言えばリンクされている部分のテキストのことです。
このテキストはSEOを考慮に入れた際には「キーワードを含める」のはSEOでは基本と言われていますが、このアンカーリンクが逆にあだになることもあり得ます。
例えば、何かを販売したりどうしても見てもらいたかったりする際には行動を促すために「こちらをクリック」「詳しくはコチラ」というようなテキストをつけてリンクを貼りますが、大体こういうリンクは運営側が管理しているサイトにリンクをするときに比較的使う文面です。
外部のサイトにリンクを貼る際は基本的に、サイト名や記事名を載せるはずです。
・この記事は●●のサイトを参考にしました。
・この方の●●の記事は読んでおくことをオススメします。
というような文言がはいるものです。
しかし、そういったリンクが全くないのにも関わらずクリックされるリンクテキストを使うのは違和感があります。
また、他にも・・・
・リンク先のコンテンツ内容とは全く関連のなく狙ったキーワードが含まれるアンカーリンク
・1つのリンク内に同じキーワードが複数含まれたアンカーリンク
・キーワードのみで文章になってないアンカーリンク
こういったアンカーリンクも明らかに違和感があるわけです。
3-3.コンテンツ量と質=リンク数
あなたは1つ記事で外部サイトへのリンクを100個つけるようなことはあるでしょうか?多分ないはずです。しっかりと外部のサイトを紹介する際には多くても10個程度しかしないはずです。
にも関わらず100個の外部へのリンクが存在する。
というのは、まとめページでもなければありえないでしょう。
基本的にリンクはコンテンツ内に含まれる場合、コンテンツ量に比例して増えるものです。
つまり、コンテンツ量に比例せずリンクだけが増えるのは不自然なのです。
それならば、キュレーションコンテンツとして引用タグを使って引用元として紹介をしたほうがいいかもしれませんが、基本的にはコンテンツ量によって外部へのリンクの数が増えるのが自然なリンクであるということは覚えておきましょう。
3-4.サイトと被リンク数
そして、最後が被リンクはサイト全体でチェックされている傾向があるというのも覚えておいて欲しいです。例えば、十分なコンテンツ量もなく記事のコンテンツのボリュームも少ないサイトに被リンクが集まっているのは不自然です。
また、
・口コミやバズもおこってないのに被リンクが極端に増えたり
・アクセス数が明らかに少ない時にあらゆる記事の被リンクが異常に増えたり
なども違和感ですよね。
このようにサイトの規模やコンテンツなどによって被リンクの増え方に不自然さがっても怪しまれる羽目になります。
・・・以上このブラックハットになり得る可能性のある被リンクの特徴を主な4つのポイントを解説してきましたが、以上のポイントを抑えた上での外部リンクを意識すればペナルティーをもらいにくくなります。
ここら辺を意識して被リンクをつければブラックハットにはなり得ない。
ということでもあります。
が、やはりそれでも不安ですよね。
絶妙なラインがわかりかねないので、個人的には最初にしっかりとコンテンツを更新してから10個くらいの最低限のリンクを貼ってアクセスが増えてきてから本格的にリンクを貼っていくのが基本かなと思います。
4.有効的な被リンクの付け方
では、一体どのような被リンクがブラックハットにならずに効果的なのか?について解説してきましたが、必ず意識した上で被リンクを増やしていきましょう。
もちろん、あくまでベースはコンテンツ中心です。
そもそも、ユーザーが良質なコンテンツだと判断をすればあなたのサイトは自ずと紹介されたりバズをおこしたりして自ずと被リンクは増えるものですから、良質なコンテンツを作れば意図した被リンクでさえも自然に見せることもできますからね。
そこで、ここでは最もシンプルで効果的な被リンクの付け方について代表的なものを紹介していきます。
有料リンクは自分で買わなくてはいけないので、無料でできる被リンクの増やし方を中心に紹介していきますのでできることからやってみてください。
特に最初はクローラーに早く巡回してほしいのならばやっておいて損はありません。
4-1.キュレーションサイト
よくニュースを見る方はこのキュレーションという単語を見てちょっと引き気味になった方もいるかもしれません。
そう、DeNAのWELQのキュレーションサイトの問題ですね。
健康という非常に繊細なコンテンツをキュレーションで引用元も明らかにせずに運営していたことが引き上げねにWELQが閉鎖に追い込まれ本当の問題は「医学関係のコンテンツを引用元も表記せず素人が書いた」ことにあるのですが、キュレーション自体が悪いみたいになってしまっているんですよね。
その結果、DeNAはWELQ以外のキュレーションサイトも閉鎖になりました。
が、Google側は医薬関係に関しては専門家を評価するようになりましたが、キュレーションサイトそのものが悪いとは悪いと判断せず排除はしていないのです。
キュレーションは価値あるコンテンツを編集してより価値のあるものにしたものです。
僕個人としてはそれほど価値は感じていませんが、キュレーションサイトに価値をかんじている人は「まとめた情報を見ることができる」と言っているくらいです。
このキュレーションサイトを利用して自分のコンテンツに被リンクをつけるのです。
代表的なのがNEVERですね。
アカウントを取得しあらゆるサイトのコンテンツと自分のコンテンツをまとめること(キュレーション)によって被リンクを増やすのです。
4-2.自作自演
そして、次が昔に結構使われていた自作自演ですね。無料ブログやら中古ドメインで作った被リンク用のサイトを作ってそこから自分のサイトや記事にリンクを送るやり方です。
ただ、ここで注意が必要なのは先ほどの項目と同時に
・自動生成したコンテンツ(ツールによる記事を自動作成)
・転載コンテンツ
この2つは絶対に気をつけてください。自動ペナルティーをうけやすいサイトからリンクはないほうがいいので外注さんに作ってもらたり自分で作ったほうがいいです。
キュレーションもありですね。
無料ブログはクローラーが巡回しやすいというメリットがあり、自サイトの場合は、ライバルの少ない上位表示をしやすい複合ワードなどを使うとクローラーも巡回しやすいのでいいかもしれません。
4-3.相互リンク
これは、昔によく使われていた相互リンクサイトのようなものではありません。相互リンクサイトは、コンテンツも何もなくただリンクをし合うサイトなので良質なコンテンツが存在するわけではないのでペナルティーの対象になりえます。
そうではなく、もっと正統派な相互リンクです。
例えば、最も典型的なのがこちらから同業種のサイトを紹介をしてコメント欄などに紹介させていただきました!というメッセージをURLをつけて残す。
そして、そこにあなたのサイトに紹介したくなる良質なコンテンツを残すことによって、紹介してもらえるようになる。
こちらから「相互リンクしてください!」なんてお願いをするのではありません。
そもそも相互リンクというのはこうあるべきです。
紹介したい!と思い紹介をするのが基本ですね。
もし、相互リンクをした先のサイトがコメント欄にクローラーを巡回させていれば、結果的に相互リンクになっちゃうんですが(苦笑)
とは言ってもコメント回りしまくるのはやめてください。
純粋にネットサーフィンをしてユーザーに教えてあげら喜ぶだろうなぁ精神でやるのがベストです。被リンクを稼ぐためにやると不自然になっちゃうし疲れちゃいますからね。
あくまでユーザーに価値あるコンテンツを届けるため!
という精神でやるのがベストです。
・・・と主に3つの被リンクのつくりかたについて紹介してきましたが、他にもSNSでお気に入りやフォロファーを増やす・有名サイトの専門ライターになってプロフィール欄に自分のサイトにリンクをつけるなど色々ありますが是非とも色々考えて被リンクを獲得してください。
被リンクが集まるコンテンツを
こんなことをわざわざしなくても、時間はかかりますがコンテンツ力さえあれば検索エンジンはしっかりと評価をしてくれるのでまずは徹底的にコンテンツに力をいれてください。
確かに被リンク数は、
・クローラーの巡回を早めインデックスを加速するので時短
・被リンク数は最終的に検索エンジン側のランキングの指標
になりますから、やりすぎずに適度に取り組むことをオススメします。ブラックハットSEOは短期間で意図的に上位表示を狙った手法ですが、コンテンツを認識してもらうためならば多少なら特に問題はないのでできることからやっていきましょう。
すでにいくつかアクセスのあるサイトを運営している方はかなり楽になるはずです。
ブラックハット=被リンク=×
ではなく不自然さなのです。だからこそ、被リンク対策=ダメだ!とくわずぎらいをおこさずにやってみてもいいでしょう。